メディアやインフルエンサーのD2Cブランド立ち上げを全方位で支援するAnyMind Group十河代表に聞く

世界的にオンラインのコマースが新型コロナウイルスの影響もあり成長しています。このコマースをメディアが取り入れていくためにはどうしたらいいか、逆にコマースとしてメディア的な要素を取り入れて進化していくにはどうしたらいいか、Media Innovationでは2ヶ月連続…

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メディアやインフルエンサーのD2Cブランド立ち上げを全方位で支援するAnyMind Group十河代表に聞く
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世界的にオンラインのコマースが新型コロナウイルスの影響もあり成長しています。このコマースをメディアが取り入れていくためにはどうしたらいいか、逆にコマースとしてメディア的な要素を取り入れて進化していくにはどうしたらいいか、Media Innovationでは2ヶ月連続特集として「メディアのビジネスモデルとしてのコマース戦略」(9月)、「メディア化するコマースの戦略」(10月)をお届けします。

そのコマースの世界で急成長を続けるのが、D2Cのブランドたちです。D2CはDirect to Consumerの略で、端的に言えば、顧客と直接繋がり、商品を届けるスタイルを指します。世界的に若者世代をターゲットに、D2Cで商品を届ける新しいブランドが登場し、市場を賑わせています。日本でもスタートアップを中心に、数十億円を調達するプレイヤーも現れました。

創業4年にして累計約68.6億円を調達、2019年度で年商60億を超える規模にまで成長したAnyMind Groupは、元々はデジタルマーケティングの分野で成長してきましたが、軸足をD2Cに移し、ブランドの立ち上げから商品開発、生産を一気通貫で行うサービスを提供。今後は物流やカスタマーサポート支援の構想も持っており、メディアやインフルエンサーと組んで、新たなD2Cブランド立ち上げを次々に実現しています。同社を率いる創業者でCEOの十河宏輔氏に話を聞きました。

AnyMind Group CEOの十河宏輔氏

―――会社について簡単に教えてください

元々新卒でマイクロアドに入社し海外事業を担当していた事もあり、2016年にシンガポールでデジタルマーケティング支援をする会社として起業したのが始まりです。広告主に対してはデジタルキャンペーンを統合的に管理するソリューション、メディア企業に対してはアクセス解析からの改善や広告収益の最大化を担うソリューションを「AdAsia」というブランドで提供して成長してきました。

こうしたデジタルマーケティングの支援を様々な企業に展開する中で、深く付き合えば付き合うほど、マーケティング以外の部分、例えば商品企画のためにインフルエンサーを起用したい、そもそもの事業の根幹を作るために採用を強化したい、といったニーズに触れるようになりました。それでインフルエンサーマーケティング支援の「CastingAsia」、採用支援の「TalentMind」といったサービスを立ち上げていきました。

―――その中でD2Cに注力するようになったのは何故でしょうか?

これまでの考え方の延長線で、お客さんと会話をする中で、いま特に求められているのがD2Cの立ち上げ支援だったという事です。自分たちの特徴であるテクノロジーの力でD2Cを加速するためのソリューションを企画、生産、販売、サポートの各領域で立ち上げていっています。また、単純にツールを提供して支援をするだけでなく、自分たち自身もリスクを負って共同事業でD2Cブランドを立ち上げるという事を加速しています。

―――具体的にはどういったソリューションがあるのでしょうか?


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの業務全般に携わっています。

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