「ジャーナリストはエンジニアの隣に座っている」・・・ワシントン・ポスト編集者が語る、ジャーナリズムとテクノロジーの共存

米大手日刊紙「ワシントン・ポスト」は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進め、成功している新聞のひとつです。今月初め、リスボンで開催されたテクノロジーカンファレンス Web Summitで登壇したワシントン・ポストのマネージングエディター キャット・ダ…

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<p>WASHINGTON – MAY 31: A man walks past The Washington Post building May 31, 2005 in Washington, DC. The current edition of Vanity Fair reports that retired FBI official Mark Felt was the “Deep Throat” source who spoke to two Washington Post reporters about the Watergate scandal that forced President Richard Nixon to resign in 1974.  (Photo by Joe Raedle/Getty Images)</p>

米大手日刊紙「ワシントン・ポスト」は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進め、成功している新聞のひとつです。今月初め、リスボンで開催されたテクノロジーカンファレンス Web Summitで登壇したワシントン・ポストのマネージングエディター キャット・ダウンズ・ムルダー氏が、現代のニュースメディアにおけるジャーナリズムとテクノロジーの共存について話しました

今日のジャーナリストに求められていること

ムルダー氏によれば、ワシントン・ポストには200人以上のソフトウェアエンジニアが在籍しており、同紙のeコマースやサブスクリプションプラットフォームなどあらゆるものに携わっています。驚くべきことに、ソフトウェアエンジニアやプロダクトエンジニアらは、ジャーナリストと隣同士の席に座っているといいます。

ワシントン・ポストのジャーナリストたちは単に記事を書くだけでなく、発案から最終的な読者への届け方まで、記事の「ライフサイクル全体」を理解することが求められており、そのためにはエンジニアやプロダクトチームと常に協力する必要がある、といいます。


《Hideaki Taga》

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