世界で最も価値のあるブランド、アップルが王座を維持 カンターBrandZランキング

「カンターBrandZ最も価値のあるグローバルブランド2023レポート」において、昨年に続きアップルが世界で最も価値のあるブランドとして王座を維持しました。 また、2023年の世界のトップ100ブランドのブランド価値の合計は6兆9,000億ドルに達しました。 目次 アップル、…

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カンターBrandZ最も価値のあるグローバルブランド2023レポート」において、昨年に続きアップルが世界で最も価値のあるブランドとして王座を維持しました。

また、2023年の世界のトップ100ブランドのブランド価値の合計は6兆9,000億ドルに達しました。

アップル、グーグル、マイクロソフトがトップ3にランクイン

■2023 カンターBrandZ 世界で最も価値のあるブランド トップ10

ブランド評価額8,800億ドルのアップルをはじめグーグル、マイクロソフトがトップ3にランクイン。テクノロジー系ブランドがトップ100に最も多くランクインし、ブランド価値において最も多くのシェアを占めていることが明らかになりました。

テクノロジー系ブランドを除くランキングでは、マクドナルドが5位で最上位に。コカ・コーラはブランド価値を8%向上させ、7年ぶりにトップ10に返り咲きました。

Kantar BrandZのヘッドであるマーティン・ゲレーラ氏は、「市場は不安定で、世界的なマクロ経済の影響を大きく受けていますが、世界で最も価値のあるブランドはこれまでと同様に高く評価されており、消費者のブランドに対する見方は非常に安定しています」と分析。「ブランドオーナーやマーケターにとって、効果的なマーケティング投資と長期的な思考が、ビジネスの成長にとって不可欠であることは明らかです」と述べています。

市場の変動に対し最も強い回復力を示したのはラグジュアリー、ファストフード、食品・飲料カテゴリー

食品・飲料ブランドは、カテゴリー全体として最も回復力を示し、前年比3%の減少にとどまりました。

2番目に高いパフォーマンスを示したのはファストフード。露出の増加、顧客体験の向上によりレジリエンスを促進しました。

例えばアウトパフォームしたバーガーキングの場合、メニューの簡素化やデジタルボードによるドライブスルーの時間の短縮化など、ブランドコミュニケーションへの投資を強化した結果、2023年のブランド価値は77億ドルとなり、昨年と比較して8%増加しました。

高級ブランドではルイ・ヴィトンがトップ10にランクイン。ディオールはこのカテゴリーで最も急成長し、ブランド価値は9%増の114億円に達しました。

前出のマーティン・ゲレーラ氏は、「長期的にブランド価値を高めるには、差別性を持っているブランドであるという印象を促し、それを消費者にもっと知らしめ、より消費者個人との関連性を持ってもらうことです」と述べています。

《oyoyon》

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