ニューヨーク・タイムズ、デルタ航空と複数年のコンテンツ配信契約——「機内」を購読者獲得の接点に

・ニューヨーク・タイムズとデルタ航空が契約を結び、機内でのコンテンツ配信を開始
・SkyMiles会員は機内Wi-Fiや座席モニターから24時間コンテンツを閲覧可能に
・この取り組みは、購読者獲得やグローバルニュース提携の新戦略と位置付けられる

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ニューヨーク・タイムズ、デルタ航空と複数年のコンテンツ配信契約——「機内」を購読者獲得の接点に
ニューヨーク・タイムズ、デルタ航空と複数年のコンテンツ配信契約——「機内」を購読者獲得の接点に

米紙「ニューヨーク・タイムズ」は4月2日、デルタ航空と複数年にわたるコンテンツ配信契約を結んだと発表しました。デルタの会員プログラム「SkyMiles」メンバーが、機内でニューヨーク・タイムズの全コンテンツに無料でアクセスできるようになるということです。単なる機内エンターテインメントの拡充にとどまらず、有料購読者を獲得するための新たな接点として機能する可能性があると見られます。

アクセス方法と24時間延長の仕組み

今回の提携により、SkyMilesメンバーはデルタ機内の座席モニターか、T-モバイルが提供する機内Wi-Fiサービス「Delta Sync」に接続した個人端末から、ニューヨーク・タイムズのニュース、ゲーム、料理、スポーツといった全コンテンツにアクセスできるようになるということです。現時点では個人端末経由のアクセスが先行して提供されており、座席モニターへの対応は追って実施される予定と説明されています。

注目すべきは、アクセス権が着陸後も24時間継続するという点です。機内でサインインした利用者は、地上に戻った後も引き続きコンテンツを閲覧できるということで、単なる機内向けサービスを超えた設計になっています。ニューヨーク・タイムズにとっては、普段は購読していない層に対してコンテンツ体験を提供し、その後の有料登録につなげる導線として機能し得るということです。


《Manabu Tsuchimoto》
Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。