株式会社キメラが、ECサイトのユーザー体験(UX)を効率よく改善できる顧客大変管理ツール「Quantum Metric」の国内提供を開始しました。
「Quantum Metric」は、そうさのボトルネックを可視化することによってUXを改善、収益機会の増加をサポートするツールです。成果を見込めるUX改善の意思決定を素早くできるようになります。「CEM(Customer Experience Management)」というジャンルに分類され、サイトのUX改善をサポートします。
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目次
Quantum Metricの主な機能
■Machine Intelligence(機械知能)
サイト表示速度やユーザーが操作で困惑する場面、システムエラーや不具合を検出し、影響を受けたユーザー数、想定機会損失金額で表示。容易にサイト改善を行う優先順位を決定できます。
■Session Replay(セッション・リプレイ)
一人ひとり動画で、エラーの発生や操作でユーザーが困惑している場面を再生。エラーやページ設計不備の原因を簡単に特定できます。ユーザーが入力する住所やクレジットカード番号など個人情報は、フォーム内容のマスク機能で動画記録から除外することが可能です。
■Funnel Analysis(ファネル分析)
「APIエラー」「警告を表示」「ページ再読み込み」などQuantum Metric独自定義のセグメントやユーザー定義のセグメントが通常の場合と比べ、コンバージョンに悪影響を及ぼしているポイントを可視化します。
■Interactions(インタラクション)
ヒートマップ機能です。ポップアップなど動的なページ表示もサポートします。
■Dashboards and Reporting(ダッシュボードとレポート)
コンバージョンの実数や平均値、中央値などの数値、トラフィックの推移グラフ、ファネル、エラー発生数を表示できるダッシュボード兼レポート機能です。A/Bテストなど、セグメントでデータにフィルターをかけることもできます。
■Alerting(アラート)
アプリケーションやシステムのエラーを特許出願中の異常検知アルゴリズムにより自動的に識別します。運用チームが「どのようなエラーが発生したか」を事前定義する作業が不要になります。
■Lookback(振り返り)
実装済みのタグを修正することなく、管理画面のUIでイベント定義を追加できます。
Quantum Metricには、「ユーザー体験が損なわれていることに起因する機会損失をユーザー数と金額で数値化できる」機能と「ユーザーの操作画面を動画で再現できる」機能という特徴的な機能を搭載しています。
これまではサイトの問題を改善する際、改善内容や作業の優先順位を運用チームが考えた仮説やユーザーの申告から考えるしかありませんでしたが、優先順位を定量的に判断することが可能です。問題が発生しているポイントの具体的な改善策を、ユーザー操作の動画から立案できます。導入は、サイトの各ページに8行のJavaScriptコードを埋め込むだけです。
キメラ代表取締役社長COO 大東洋克氏のコメント
ECサイトの運営におけるUX改善やエラー対策は、販売収益増に直結する重要なプロセスです。経験則や推測という曖昧な判断基準で進めていたこれまでのプロセスをQuantum Metricで明確化すれば、的確な事業判断により継続的なPDCAを素早く繰り返せるようになります。
同社では海外ツールの提供だけでなく、日本国内の課題に合わせた自社サービスの準備も進めています。