株式会社IPGは、一般社団法人放送サービス高度化推進協会（A-PAB）が実施する「メタ情報の付与によるローカルコンテンツの再価値化に関する実証事業（LCB実証実験）」に協力し、ブラウザ版の電子番組表サービス「番組表.Gガイド」にて実証実験を行っていることを発表しました。
本実験の目的は、地域放送局が制作・放送する情報番組内のコーナーVTR（ローカルコンテンツ）の流通機会を増やし、再価値化を図ることです。全国の地上民放55局が実証に参加し、「Local TV GoGo」というサービス名称で実施されています。
実験では、各局のローカルコンテンツに動画情報をテキスト化したメタデータを付与して体系化し、放送局横断で集積したキーワードをもとに「コンテンツの束」を生成します。流通の機会が増えることにより、再価値化を図れるか、検証を進めます。
「番組表.Gガイド」上では、体系化されたコーナーコンテンツを「見逃し」アイコンで表示。番組詳細ページで「Local TV GoGo」アイコンをクリックすると、該当番組のコーナーコンテンツを視聴可能です。過去の番組や1週間前の同じ番組のコンテンツも再生可能で、最大3つのコーナーコンテンツを連続再生できる機能も提供されています。
実験期間は、2024年12月23日から2025年3月2日まで。IPGは、本取り組みを通じて、多岐にわたるエンターテイメントコンテンツをより多くの視聴者が楽めるサービス内容を考案し、社会への貢献を目指しています。
IPGは、全国の放送局や配信事業者からコンテンツ情報の提供を受け、公式に視聴コンテンツメタデータの運用を行う公認パートナー企業です。電子番組表サービス「Gガイド」の運用や視聴コンテンツメタデータの高度化を通じて、視聴者により豊かな視聴体験を提供することを目指しています。
今回の実証実験により、地域の魅力を伝えるローカルコンテンツ情報の活用が進み、地方の情報発信力強化につながることが期待されます。
