株式会社電通は、テレビ番組・CMを視聴・接触したと推測される人々の手元のスマートフォンに、接触した情報に関連するデジタル広告を配信する技術を開発し、「Celer STADIA」として提供を開始しました。
従来、テレビ番組・CMに基づくデジタル広告の配信は、テレビで表示されるタイミングに合わせてその関連する広告をスマホ等に表示させることに留まっており、視聴した人を特定・推定し、その人とデジタル広告を接触させるのには、最短でも視聴後数日を要していました。
このたび、電通が開発したテレビとスマートフォンのクロスデバイスの情報紐付け技術により、デジタル広告の出稿可能規模を拡張させ、また、電通が開発した高速分散解析の仕組みと広告プラットフォームが有するリアルタイム配信基盤とを連携させることで実現した「Celerエンジン(セラ・エンジン)」によって、視聴したと推測される“人”に対して、最速30分後にデジタル広告の配信を行うことが可能になりました。

これにより、視聴者は、番組やCMで目にした特定の商品や店舗に関して関心が高くなった状態のまま、再度検索することなく再び情報に触れることが可能になり、広告主としては、より高い広告効果を期待できるようになります。