電通が過去最大の3,300億円の赤字、米州の減損損失3,000億円を計上【メディア企業徹底考察 #304】

・電通は2025年度に過去最大の3300億円赤字を計上し、米州事業の減損損失が主な原因となる
・日本はインターネット広告やデジタル事業が好調だが、海外は成長停滞と減損が響く状況
・経営再建のため大規模なコスト削減と組織見直しを進め、今後は守りの経営へとシフト残る

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電通が過去最大の3,300億円の赤字、米州の減損損失3,000億円を計上【メディア企業徹底考察 #304】
電通が過去最大の3,300億円の赤字、米州の減損損失3,000億円を計上【メディア企業徹底考察 #304】
  • 電通が過去最大の3,300億円の赤字、米州の減損損失3,000億円を計上【メディア企業徹底考察 #304】
  • 電通が過去最大の3,300億円の赤字、米州の減損損失3,000億円を計上【メディア企業徹底考察 #304】

株式会社電通グループが難局に立たされています。

2025年12月期に約3,300億という巨額の損失を計上しました。大赤字の主要因となっているのが米州事業。通期で3,000億円近いのれんの減損損失を計上しています。電通はコロナ禍以降、デジタル領域に成長性を見出し、大型のM&Aを繰り返してきました。対象は主に海外企業で、投資枠として2,500億円~3,000億円程度の原資を確保。成長に向けた投資を行ってきました。

それが結果として巨額ののれんの減損損失を計上した形。アメリカやヨーロッパ、中東、アフリカはマイナス成長の状態で、足元では成長分野にも乏しく、泥沼状態から抜け出す道が見えてきません。

経営トップの入れ替えで新体制を構築するも刷新感は薄く……


《不破聡》

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