M&A仲介会社の株式会社M&A Doは、国内初となる広告業界に特化した「広告業M&A総合センター」を開設しました。同センターの特徴は、広告業界の譲渡企業から一切の仲介手数料を徴収しない「完全無料」でのサポート体制で、M&Aによる事業承継・事業再編を強力に支援します。
広告業界は、デジタル化の進展や新興プレイヤーの台頭により、ビジネスモデルが変化しています。一方で、人材不足やクリエイティブ資産の価値算定の難しさなど、後継者不在や経営基盤の不安定化に直面する企業も見られます。
M&A Do社は、こうした業界の課題に対応するため、広告業界に精通した専門チームを結成しました。広告代理店や制作会社、デジタルマーケティング企業をはじめとする幅広い広告事業に焦点を当て、単なる売り手と買い手のマッチングにとどまらず、広告業界特有の契約形態・クリエイティブ資産の評価・スタッフの継承などの課題にもきめ細かく対応します。
一般的なM&A仲介会社では、譲渡企業に数百万円から数千万円規模の手数料が発生するケースもありますが、M&A Do社はその負担を完全にゼロとすることで、広告業界における後継者不足や事業拡大・統合への取り組みを円滑に促進し、業界全体の発展に寄与することを目指しています。
広告業M&A総合センターでは、広告業界での実務経験を持つスタッフが在籍しており、広告取引の慣習やクリエイティブ・メディアとの折衝など、現場レベルの課題を深く理解しています。企業ごとの強みやビジネスモデルを正確に把握しながら、最適なM&A戦略を構築します。
また、M&A Do社が培ってきた全国的なネットワークを通じ、地域や事業形態を問わず最適な買い手企業候補を探し出します。大手広告グループから地域密着の制作会社、海外展開を目指すIT企業など、幅広いジャンルとの連携を図り、譲渡企業が持つ強みを最大限に活かすマッチングを実現します。
M&A成立後の統合作業(PMI)においても、クライアント案件の継承やクリエイタースタッフのモチベーション管理、メディアとの契約・調整など、広告業界ならではの課題に対応したサポートを提供します。
M&A Do社の代表取締役である濱田啓揮氏は、「多くの広告事業者が培ってきたノウハウとクリエイティブの力を、次のステージへと引き継ぐお手伝いをしたい」と意気込みを述べました。
広告業M&A総合センターの開設により、広告業界における事業承継や業界再編が加速することが期待されます。デジタル化やグローバル化が進む中、業界全体の競争力強化と新たな価値創造につながる可能性を秘めています。