PR TIMESは、2月21日に開催された取締役会にて決議された新役員体制を発表しました。新体制では、独立社外取締役が過半数を占め、取締役・監査役の女性比率も向上するなど、コーポレートガバナンスの強化を図っています。新役員は、2025年5月27日に開催される第20回定時株主総会後に正式に決定する予定です。
新たに就任予定の取締役候補者には、株式会社マクロミル元代表取締役会長兼社長の杉本哲哉氏と、PwCアドバイザリー合同会社シニアアドバイザーの福谷尚久氏が名を連ねています。両氏は、PR TIMESのグローバル戦略やM&A推進において、高い専門性と多様な経営視点をもたらすことが期待されています。
また、監査役候補者として、経済産業省大臣官房スタートアップ創出推進室の総括企画調整官を務めた南知果氏が就任予定です。一方、10年以上にわたり監査役を務めてきた田中紀行氏は退任します。
新体制における取締役会の構成は、独立社外取締役が66.7%（6名中4名）を占め、東証プライム市場上場会社に要請される人数構成（独立社外取締役が過半数）を満たすことになります。さらに、取締役・監査役の女性比率は22.2%（9名中2名）となります。
同社は2021年から「PR TIMESを世界有数のインターネットサービスにする」ことを目標に掲げ、米国進出を模索しています。また、上場後に実施した5件のM&Aからは多くの学びを得ており、成功事例のみならず、改善すべき課題にも取り組み続けているとのことです。
新役員体制の発足により、PR TIMESは独立性と多様性を強化し、グローバル展開やM&A戦略の推進、さらなる企業価値向上を目指す姿勢を明確にしました。今後の同社の成長戦略と、経営体制の進化が注目されます。
