NordPass社の調査によると、米フォーチュン誌が発行する米企業番付「Fortune500」に名を連ねている数十億ドル規模の企業に勤務する従業員の多くが、連番や「パスワード」など、単純で推測しやすい単語やフレーズをパスワードに使用していることが明らかになりました。
情報管理のためにユニークで第三者から推測されにくいパスワードを使用することは、オンラインセキュリティの重要性が高まっている現代社会では当たり前とされるべき事柄ですが、十分に重要性が認知されていない状況が浮き彫りになりました。
今回のNordPass社の調査では、Fortune500にリストアップされている企業を17業界に分類し、パスワードがデータ侵害に遭遇した頻度や、その業界内で頻繁に使用されているパスワードのリサーチを行いました。
その結果、全体のうち約20%が、パスワードに自分が所属する企業名やそれを変形させたものをそのまま使用していることが明らかになりました。また、「パスワード」というフレーズ自体をそのままパスワードに使用するケースが多くあり、あらゆる業界でもっとも一般的なパスワードの1つともなっていました。
そのほか、調査結果を紹介するページでは、データ侵害件数や、使われやすいパスワード上位10件などが各業界ごとに紹介されています。
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