マクロミルが「No.1表示広告」に関する意識調査 購買意欲に影響するも効果は減退傾向

株式会社マクロミルは、テレビCMやウェブ広告での「No.1」「ランキング1位」「業界トップ」などを謳った「No.1表示広告」に関する消費者意識調査を発表。「No.1 表示広告」は効果的な手法である一方で、広告の内容によっては、半数以上が不快感を抱く可能性があることが確認できました。

今回の調査はインターネットリサーチで、2022年7月27日(水)~7月28日(木)に全国20~69歳の1,000人を対象に、3年前に行った同じ調査と時系列で比較しました。

調査結果では「No.1表示広告」がどの程度見聞きされているかの頻度について、68.3%の人が月に数回以上見聞きしていると回答しました。見聞きした際に持つ印象は「好感を持つこともあれば、不快感を持つこともある」という回答が多く、「No.1」を謳われていても必ずしも好感を持つのではなく、広告内容によっては不快感を抱く可能性のある人が半数以上いることが分かったとしています。

【図1】 No.1表示広告との接触状況 (ベース:全体1,000名/単一回答)
【図2】 No.1表示広告との接触時の印象 (ベース:全体1,000名/単一回答)

また、「No.1表示広告」を見聞きした商品やサービスへの印象について、2019年との比較では「興味を持つ」「好感が持てる」「信頼できる」「買いたくなる」のいずれも「とてもあてはまる」と「ややあてはまる」のスコア合計が3年で微減し、「No.1表示広告」をより慎重に判断するようになっています。

【図3】 No.1表示広告の商品・サービスに対する印象(2019年と2022年の比較) (ベース:全体1,000名/単一回答)

さらに、「No.1表示広告」を見聞きした際の商品やサービス対する具体的な印象について、好印象1位の「人気がある」は、27.4%と、2位と5ポイント以上の差があり突出していますが、全体の3割にも届いていません。一方、悪印象上位2つの「うさんくさい」「信ぴょう性にかける」は、4割に迫る結果となりました。 

【図4】 No.1表示広告に対する印象上位5位(好印象と悪印象) (ベース:全体1,000名/複数回答)

No.1表示広告」による消費者の購入意欲への影響について、「かなり影響する」と「やや影響する」の合計が、2022年の20代は約半数でしたが、2019年との比較ではほとんどの世代でスコアが低下。特に60代が顕著で、「影響する」と回答した人は3割にも満たない結果でした。

【図5】 No.1表示広告は購入意欲に影響するか(年代別/2019年と2022年の比較) (ベース:全体1,000名/単一回答)

「No.1表示広告」に対する考え方について、広告が増えたと感じる人の合計が過半数を占めた一方、「消費者へのアピールに最適だ」と考える人が35.5%にとどまっており、「No.1表示広告」との接触が高くなっているものの、アピールにつながっていると考える人が少ないという結果になりました。

また、昨今「No.1表示広告」は恣意的な調査によって不当な「No.1」が作り上げられるなどの問題に対し、「事実に基づくべきだ」は79.9%、「行政は広告の規制の強化をすべきだ」は42.2%となっており、「No.1表示広告」を行う側の誠実な姿勢を求められています。

【図6】 No.1表示広告に対する考え方 (ベース:全体1,000名/単一回答)

【株式会社マクロミル 会社概要】
代表者 :  代表執行役社長 グローバルCEO 佐々木徹
本社  :  東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F
設立  :  2000年1月31日
事業内容:  マーケティングリサーチおよびデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
U R L  :  https://www.macromill.com

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Nakashima Takeharu
「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。

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