メディアの運営のコツは自分自身がオリジナルであること・・・UbergizmoJapan運営の古内 主馬取締役に聞く

「デジタルメディアに挑戦する人々の学びの場」としてMedia Innovation Academyを開設いたしました。7月18日(木)にメディアの「マネタイズ」「運用」「新規事業」をテーマとしたイベントを開催いたします。 登壇者で、ティー・クリエイション株式会社の取締役CMOとし…

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「デジタルメディアに挑戦する人々の学びの場」としてMedia Innovation Academyを開設いたしました。7月18日(木)にメディアの「マネタイズ」「運用」「新規事業」をテーマとしたイベントを開催いたします。

登壇者で、ティー・クリエイション株式会社の取締役CMOとしてUbergizmo Japanを運営する古内 主馬 氏にメディアの「マネタイズ」「運用」「新規事業」についてお尋ねしました。

古内 主馬 氏のご経歴は下記の通りです。

株式会社コトナリ 代表取締役社長。玉川大学英米文学科卒業。キャリア公式サイトコンテンツプロバイダー、ソーシャルゲームプロバイダー企業において様々なジャンルのBtoB,BtoCのサービス・コンテンツ企画制作・ゲーム開発の立ち上げを経て、2009年にビジネスデベロップメント・ビジネスデザイン・WEBマーケティングを専門に行う会社を設立。
教育領域からエンタメまで様々な分野で新規ビジネスの立ち上げを実施。
現在はメディア、AI、新規事業、デジタルマーケティング、コミュニティマーケテイングを専門に活動中。また、2013年にJSA公認ワインエキスパートを取得。ワイン×カルチャーをテーマにしたワインメディア「Ministry of Wine」主宰。日本ワインを世界にとどける活動を展開。株式会社Budou代表取締役。ミカク株式会社取締役。ティー・クリエイション株式会社の取締役CMOとしてUbergizmo Japanを運営中。

―――これまでの経歴と簡単に自己紹介をお願いします

ワインと音楽とカルチャーを愛する事業創造プロデューサーです。分断された世界で起きている「リアル」を求めて日々活動してます。

20代の駆け出しのころは、3キャリア公式サイトのディレクターをやってました。領域としてはエンタメが多かったですね。着メロ、着うた、ゲーム、アーティスト公式、占い、映画レーベル、有名キャラクターサイトなどありとあらゆる領域をやってきました。

その経験を生かして、2009年に新規事業開発、コミュニケーションデザイン、デジタルマーケテイング領域を事業ドメインに独立。WEBメディア、アプリサービス、ゲーム、Youtuberタレント事業、最近ではeスポーツにも関わったマーケティングをメインにやっています。

―――現在、携わられているお仕事について教えてください

Ubergizmo JapanのTOPページ

1つは、Ubergizmo Japanという2005年にシリコンバレーで始まったWEB・ガジェットメディアの日本版を運営しています。

運営の責任者もやってますし、取材も記事も書きます。PR/広報/デジタルマーケテイングまで幅広く提案し実行までやります。

まあ、みうらじゅんさん的に言うと「一人電通」ですね! 提案して、予算確保して、案件まわして、アウトプットしていくという。

―――なぜその仕事に携わることになったのでしょうか

UbergizmoJapanは、2017年くらいに本国アメリカUbergizmoの創始者ヒューバートを共通の友人を介して紹介してもらったことからはじめました。

USのTOPページ。フランス、ドイツ、イタリア、スペインでも展開している

ガジェットメディアとしては後発だし、競合も多いんですが、男子的にこういった話題は好きじゃないです。まあ、おもろそうだなと思って軽い気持ちではじめました。

―――その仕事の魅力はなんですか

世界と会えることにつきます。

創始者のヒューバートは世界中のカンファレンス、テック系イベントに招待されて登壇してます。そんな彼の動き方、働き方、ライフワーク感がもともと憧れで好きな感じでした。

僕らもそれやりたいなと思ってるのと、実際に海外にいって体感できたり人と知り合えるのが最大の魅力です。

―――メディアが果たすべき役割についてどう思いますか

果たすべき役割はわからないです。求められる形になればいいかなと思ってます。いつも考えているのは、人の心を動かす人間味「人は人にしか感動しない」というコンセプトです。それがブランドとなり、キャラクターになります。

みんな誰かとワクワクしたかった、感動の揺さぶりをしたくってそれを共有して共鳴したいんです。そこをどう作るのか?表現するのか?

いままでのメディアの文脈、次元とは違う角度、次元での議論が必要だし提案が求められています。1つの解決策としては「言葉をつくり、それを支配する」です。新しいカルチャーの発信源となりたい欲求はめちゃくちゃあります。

―――メディアのマネタイズ方法についてご意見を聞かせてください

価値創造が可能なのであれば、それがマネタイズです。記事広告がどう、バナー広告がどうとかという話し方じゃなくて、もっと上流の概念構築からブレイクダウンした先の1つがWEBメディアであるという考え方でいます。

―――メディアの運営のコツについてご意見を聞かせてください

自分が面白くいることです。自分自身がオリジナルであることにこだわることです。

―――メディアの新規事業についてご意見を聞かせてください

なんだろう、交わることの出来ない職種やビジネスが無いんじゃないか?ってくらいメディアはなんにでも色味を添えられますよね。

―――メディアの未来はどうなっていくと思いますか

日本をはなれて、海外へいって、テレビや新聞を見て、街にでて、色んな人と意見交換をしてみると、世界は広いし、日本は狭く小さいと感じます。

最初のこの事業の魅力という話に立ち返るんですが、僕らとしては分断された世界でカルチャーを見つけ、そして人々と会話し続け、また何かを新しく生み出し、カルチャーとしていく未来を夢見てます。

―――イベントにいらっしゃる方々へのメッセージをお願いします

情報社会で、自分の好きな情報を選んでみんな食べてます。自分で選んでるようだけど、そうじゃないです。すごく限定的な世界しか見てないです。

なので、ありとあらゆるリアルな場所でリアルに起きていること、肌感空気感は、なんとも言えない感覚です。今後それがいよいよ評価され大切になります。

僕らもそれを見つけ、伝えられるように活動していきます。

Media Innovation Academy #1 業界TOPリーダー18名が集結!メディアの「マネタイズ」「運用」「新規事業」研究会

株式会社イードが運営するMedia Innovation が、「デジタルメディアに挑戦する人々の学びの場」としてMedia Innovation Academyを開設いたしました。リアルな交流、協業が生まれることを目的としており、オンライン、オフライン合わせたコミュニティを形成していきます。

今回のイベントは下記18社の方々に5分ほどプレゼンいただき、その後、メディアの「マネタイズ」「新規事業」「運用」をテーマに、座談会を実施いたします。

アドテクノロジー、テレビ・雑誌・新聞のデジタルメディア、メディア業界のオープンイノベーション、メディア担当者が知っておくべきマーケティングのテクノロジー、ブロックチェーンなどの新規ビジネス、メディア起点の横展開、顧客データを活用したメディアビジネス、海外メディアの動向、カテゴリー特化のバーティカルメディア、インフルエンサービジネス、メディアが行うオンラインサロン、メディア業界の再編ファンド、など、盛り沢山の内容でお送りいたします。

■概要
日時 2019年7月18日 (木) 19:00 – 22:00
会場 Speee Lounge:〒106-0032 東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル4階
  (東京メトロ日比谷線、都営大江戸線六本木駅、4a、6番出口から徒歩7分)
主催 株式会社イード/ 株式会社メディアインキュベート

■スケジュール
18:30 開場
19:00 開演、主催者挨拶
19:05 各登壇者からプレゼンテーション(18社)
20:30 パネルディスカッション
21:15 懇親会(軽食とドリンクを用意します)
22:00 終了

チケットはPeatixで販売中です


《浜崎 正己》

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浜崎 正己

浜崎 正己

メディアの立ち上げと運用を支援する(株)メディアインキュベート の代表。1988年千葉県生まれ。Twitter : https://twitter.com/masaki_hamasaki

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