ヤフー株式会社が、インターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」が提供する「Yahoo!ニュース コメント」(以下、コメント欄)において、ユーザーによる違反コメントの報告を促進するために、違反報告の導線をわかりやすい形に変更したと発表しました。
「Yahoo!ニュース」では、以前より誹謗中傷などの内容を含む投稿を禁止しており、コメントポリシーに違反投稿の具体例をわかりやすく明示。また、24時間体制の専門チームによる人的なパトロールや、AIなどのテクノロジーを駆使しながら、誹謗中傷をはじめとする違反コメントを1カ月で約35万件削除するなどの対策を行っています。
「Yahoo!ニュース」のコメント欄では現在、毎月平均約17万件のコメントがユーザーから報告されているといいます。「Yahoo!ニュース」はこれまで以上にユーザーから違反コメント報告の協力を得られるように、今回、違反報告の導線をわかりやすい形に変更。あわせて投稿時に掲出している注意メッセージもこれまでよりも強い表現に変更したとのことです。具体的な変更内容は以下のとおりです。
ユーザーからの違反コメント報告を、わかりやすい導線に変更
違反コメント報告は、これまで各コメントの右上に表示されている「…」のアイコン(図1の左側)をクリックすることで、違反コメントを報告するためのリンク「このコメントを報告する」が表示される仕様になっていました。今回「…」のアイコンが「非表示・報告」という表示に変更され、違反コメント報告までの導線がよりわかりやすくなりました。
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投稿時の注意メッセージを変更し、法的リスクも明示
「Yahoo!ニュース」では、これまでも違反コメントを複数回にわたって繰り返し投稿した悪質なユーザーに対して「投稿停止措置」を実施。また、違反コメントの投稿を事前に抑止するため、AI判定モデルを用いて、違反と判定されたコメントを複数回投稿しているユーザーに対して注意メッセージの掲出を行っています。
さらに事前抑止の効果を高めるため、今回この注意メッセージのデザインとメッセージ内容をさらに強い表現に改めるとともに、違反コメントを続けた場合に起こり得る法的リスクを明示するため、「発信者情報開示請求等を受けた場合、法令上の手続きにのっとり開示を行う場合があります」という文言も追加したとのことです。
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