トライベックがウェブサイト価値ランキング2023発表 1位にANA、2位JAL

トライベック株式会社の調査・分析機関のトライベック・ブランド戦略研究所は、「ウェブサイト価値ランキング2023」として発表しました。

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トライベックがウェブサイト価値ランキング2023発表 1位にANA、2位JAL
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トライベック株式会社の調査・分析機関のトライベック・ブランド戦略研究所は、「ウェブサイト価値ランキング2023」として発表しました。

トライベック・ブランド戦略研究所は、トライベック株式会社内に設置された調査・分析機関で、ブランドやオウンドメディアの品質・価値向上を実現させるためのリサーチおよびランキング事業を手がけ、ブランドや企業のデジタルメディアに関する個別調査のほか、企業のデジタルメディアの価値を総合的に評価する「Web Equity」、企業情報をユーザーが評価する「企業情報サイト調査」、BtoBサイトのビジネス貢献度を評価する「BtoBサイト調査」、専門家によるウェブサイトの使いやすさを評価する「Webユーザビリティ診断」など、国内の主要企業を対象とした大規模調査を定期的に実施している。

今回の調査は、「Web Equity 2023」の調査結果を元に、2023年6月1日~6月15日、全国20~69歳の一般消費者を対象に、電子・電機/情報・通信/自動車/住宅関連/化粧品・トイレタリー/OTC医薬品・健康機器/趣味・娯楽・その他/食品・飲料/運輸・レジャー/流通/金融/エネルギー・素材の12業界246企業・ブランドについて、公式サイトやSNS公式アカウント、公式アプリのデジタルメディアの事業活動への貢献度を算出。

「ウェブサイト価値」とは、デジタルメディアが企業や商品の認知度やイメージ、好感度などのブランド醸成にどの程度貢献しているかを評価した「情報価値」と製品・サービスの売上にどの程度貢献しているかを評価した「売上価値」を合算したもので、「情報価値」は企業のデジタルメディアにおける各コンテンツの推定閲覧者数から算出した「閲覧価値」と会員登録やSNSのフォローといったコンテンツ閲覧後にとられる様々な行動から算出した「行動価値」の合算としています。

ウェブサイト価値で1位は「全日本空輸(ANA)」で947億円。今回調査で、航空・レジャー業界は観光需要の急速な回復による売上価値の増加に加え、コロナ禍以降の新たな消費者ニーズを的確に捉えたデジタル戦略で、情報価値も向上傾向。同社は2022年5月に発表したアプリ「ANA Smart Travel」では、航空券の予約・購入からオンラインチェックイン、国内線の空港での空席待ち手続き、機内でのデジタル新聞・雑誌の購読など、顧客の旅体験をデジタルで進化。また、コロナ禍の旅行者激減を経て、新たなユーザー接点の模索の足掛かりとしてもデジタルメディアを活用。2022年5月にリニューアルした公式サイトでは、「ショッピング&ライフ」のメニューを設け、「『ショッピング』を目的とするユーザー」をターゲットとして見据えています。

同年10月には公式アプリ「ANAマイレージクラブ」を刷新し、航空利用やホテル予約などさまざまなサービスを提供するミニアプリへのゲートウェイ機能を持たせ、顧客体験の統合プラットフォームに。2023年にはショッピングでマイルが貯まるECモール「ANA Mall」や、モバイルペイメントサービス「ANA pay」を新たに搭載。買い物、決済など生活のさまざまなシーンでのアプリ利用を促し、オールインワンの「スーパーアプリ構想」を軸に航空利用に限らない顧客とのタッチポイント強化を進めており、これらにより、ウェブサイト価値は昨年から242億円増加、2020年以来3年ぶりのトップとなりました。

なお、2位「日本航空(JAL)」(864億円)、3位「ユニクロ」(823億円)、4位「日本マクドナルド」(680億円)、5位「トヨタ自動車」(678億円)と続きました。

今回の調査では、上位企業の多くに「情報価値」の向上が見られ、特にイオンやセブン‐イレブンなど、スーパー、コンビニなど流通業界でのデジタルメディアの利便性は、購買における顧客体験そのものとなりつつあり、「買い物」は必ずしも店舗・店員・現金を介するものではなく、EC、セルフレジ、キャッシュレス決済が広く受け入れられ、ライフスタイルの急速な変化で、商品を選ぶ基準や、決済、商品の受け取り方法など、消費者のニーズの多様化が見られます。例えばイオンでは自宅での受け取りが難しい顧客に配慮し、ネットで購入、実店舗で商品をピックアップができるようにするなど、多様なニーズにきめ細かく対応しています。また、流通業界全体で、サイトやアプリを通して取得したユーザーデータの活用も進んでおり、その土台となる顧客IDの統合やCDP構築の動きも見られ、顧客ごとのクーポンの出し分けや、データを活用したより受容性が高い商品開発など、顧客にとってベネフィットが高いサービスにつながっています。

【トライベック株式会社 概要】
会社名 :トライベック株式会社
所在地 :東京都港区赤坂7丁目1番1号 青山安田ビル3階
代表者 :代表取締役社長 後藤 洋
設立  :2001年9月4日
資本金 :3億1千万円
事業内容: デジタルマーケティング支援事業、DXプラットフォーム事業、エクスペリエンスマネジメント事業、メディア/広告代理事業
URL :https://www.tribeck.jp/

《Nakashima Takeharu》
Nakashima Takeharu

Nakashima Takeharu

「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。