株式会社リベロは、引越業界の収益改善を目的とした新サービス「HAKO-Ad(ハコアド)」と資材共同購買サービスをリリースしました。
HAKO-Adは、引越し用ダンボールを広告媒体として活用する新しい広告メディアです。引越しのプロセス全体で必ず使用されるダンボールに広告を掲載することで、移転者に対して効果的にブランドやサービスをアピールすることができます。このサービスは、リベロが運営する引越事業者経営者会「引越業界の未来をつくる会」と「HAKOPLA(ハコプラ)」に参加する全国140社の引越会社を通じて提供されます。
リベロは2019年のハコプラリリース以来、引越業界の課題解決に取り組んできましたが、業界が直面する最も深刻な問題は「原価高騰」です。燃料、人材、梱包資材のコストが上昇し、価格競争から抜け出せない状況が続いています。これに対し、リベロはダンボールなどの引越専用梱包資材の共同購買を提案し、多数の賛同を得て2023年夏より共同購買を開始しました。
共同購買により、引越会社のダンボール購入単価で5~20円の削減事例が生まれました。また、共同購買において移転者の自宅へ直接ダンボールを発送する「直接配送」機能を導入し、自社で行っていた発送や倉庫保管に伴う業務負担とコストの軽減も実現しました。これにより、倉庫地代360万円の削減など顕著な効果が生まれています。
HAKO-Adの広告協賛企業は、新居で使う家具や家電がお得に購入できる特典や便利なライフラインサービスなど、新生活に関連が深く、移転者にとって有益な情報を提供しています。協賛企業の一つである株式会社アイリスプラザは、「新生活を迎える移転者に新たな形で当店を認知して頂けると感じ、当社としてもご提案後に即賛同させて頂きチャレンジいたしました」とコメントしています。
リベロは今後も全国の引越しネットワークの強みを活かし、引越業界の課題解決に取り組んでいくとしています。資材共同購買やHAKO-Adを通じて、引越業界と新生活を迎える方々、そして関連サービス提供事業者へ新たな選択肢を提供し続けることを目指すとしています。