2020年、新型コロナウイルスは映画業界を大きく揺るがしました。上映作品の延期や映画館の閉鎖を余儀なくされましたが、私たちは根強い映像コンテンツへの需要を目の当たりにしました。
東映株式会社は、創立以来3千本以上の映画作品、2万タイトル以上のテレビ作品を世に送り出してきたほか、「総合コンテンツ企業」として現在は14の事業領域を積極的に展開しています。新型コロナウイルスの影響下でもコンテンツの新しい届け方に挑戦しています。
時代に合わせて「つくる」力は、東映の新入社員にも欠かせません。どんな「つくる」姿勢を求めるのか、22年卒から新たに設けた“求める学生像”や“見ているポイント”について詳しくお話を伺いました。
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2017年入社。人事労政部人事室 採用担当として採用戦略や採用活動に携わる。
―――22年卒の採用コンセプトを教えてください。
「早くから活躍することを予感させる」学生を求めています。
当社では、自分から率先して動ける人が活躍できます。入社後に自分の力で物事を進めていけることが重要です。社内外のチームで協働する仕事が多いため、周りとの関係性の中で自己成長し続けて欲しいと思っています。
そして新型コロナウイルスで先が見えづらいからこそ、状況を読んで臨機応変にチャレンジしていく精神や、映像業界の厳しい状況にも前向きに楽しんで取り組める姿勢を求めています。ESや面接から、学生が今まで成し遂げてきたことを知ることで、当社で活躍してもらえるか見ています。
―――実際には、どんな社員の方が東映で活躍していますか?
コミュニケーション能力があり、フットワークが軽く、アンテナを広く張っている人が活躍しています。
そして“つくる”会社として、やりたいことを突き詰めようと、熱意や思いを持ち続けることも大切です。当社で映画やテレビドラマのプロデューサーになれる人は一握りです。しかし、制度としてどの部署からもプロデューサーになれます。企画を出し続けたり、社内のプロデューサー公募に応募したり、「意志ある人」にはチャンスが来る会社です。
―――どんな意志をもって東映に来る学生が多いでしょうか?
前提として映画が好きな人が多いです。映画で心が動かされた経験から、自分もお客様に体験を届けたくて志望してくれる方も多くいます。人の人生に豊かさをもたらす方法として映画に興味を持ってくれています。
ただ、「自分は作れないかもしれないけれど、それを広めることに携わりたい」と思う人もいます。「好きな思い」を突き詰める形は人それぞれで、つくりたい人やつくったものを広げたい人など様々な志望理由があります。
―――東映では「つくる」人にどんな姿勢を求めていますか?