- デジタルメディア
「スポーツ・イラストレイテッド」で再びレイオフ、M&A失敗も痛手
・米国の有名スポーツメディア「Sports Illustrated」で、12年以上の経験を持つ看板記者を含む複数のベテランが解雇された
・親会社ミニットメディアが約2億ドルのインド系企業買収に失敗し、その損失が人員削減という形で表面化した
・同媒体は所有権の変転を繰り返しており、2024年初頭にも大量解雇を経験した後、今回あらためての削減となった
- その他
コンデナスト親会社のオーナー、ドナルド・ニューハウス氏が96歳で死去
・ドナルド・ニューハウス氏が96歳で死去。コンデナストなどを傘下に置く持株会社のオーナーで、兄とともに経営を担った
・新聞やケーブルテレビ事業で成功し、複数のピュリツァー賞受賞。デジタル移行にも早期に対応していた
・現在はレディットやワーナーなど出資先の含み益で資産を支え、投資持株会社としての性格を強めている
- デジタルメディア
ニッチB2BメディアBlooloop、AI回答エンジンで存在感 専門性が新たな流通資産に
・テーマパーク業界に特化したニッチB2Bメディア「Blooloop」が、AI回答エンジンで英国9番目に引用される注目メディア
・規模ではなく専門性と信頼が評価され、小規模チームながら毎年黒字で売上利益を倍増させている
・LLM時代は深い専門領域と継続的な信頼が流通資産となり、編集・事業戦略の転換が急務
- デジタルメディア
CNNがPerplexityを提訴、ライセンス交渉は不調
・CNNがAI検索企業Perplexityを著作権侵害で提訴し、1万7000本超のコンテンツを無断利用されたと主張
・Perplexityが存在しない提携関係をユーザーに示し、CNNの商標や信頼を不正に利用していると指摘
・昨年の交渉決裂後もPerplexityがアクセスを継続したことから、無許可利用の認識があったと追及
- プラットフォーマー
Google、「優先ソース」をAI Overviews・AI Modeに拡張・・・選択済みソースは34万5000件超に成長
・Googleが「Preferred Sources」をAI検索に拡張し、ユーザーが選んだお気に入りサイトがAI回答内でハイライトされるように
・選択済みソース数が5ヶ月で約9万件から34万5000件超へ急増し、クリック率は通常リンクの2倍
・記事カルーセルや「Highly Cited」ラベル拡充により、パブリッシャーのAI検索時代における可視性確保の手段が増加
- 業績
Future plc、2026年上半期で税引前利益67%減の1840万ポンド Google依存脱却の4段階戦略と新CEO主導のAI時代対応
・Future plcの2026年上半期は売上8%減の3億4910万ポンド、税引前利益67%減の1840万ポンドと大幅減益
・グループ売上の60%以上がGoogle依存ブランドから生まれており、CEOは4段階のブランド分類で脱却戦略を推進
・AI最適化サービス「Future Optic」やeコマース新ソリューション「Signal」など新収益源の開拓を進めるが、従来型eコマースは24%減と急落
- プラットフォーマー
Google、2026年5月のコアアップデートを5月21日に開始 最大2週間で展開完了、パブリッシャーは計測タイミングに注意
・Googleが2026年5月21日に今年2回目のコアアップデートを開始し、最大2週間で展開完了の見込み
・3月コアアップデート完了から約6週間での実施となり、2026年のランキングアップデートは4回目
・Googleはロールアウト完了後1週間待ってからSearch Consoleでデータ分析する事を推奨し、短絡的なSEO修正を戒めている
- デジタルメディア
オンライン記事の約50%がAI生成、Graphiteが5.5万ページ分析で「頭打ち」傾向を確認
・Graphiteが約5万5,400件の英語ウェブ記事を3種のAI検出ツールで分析し、2026年第1四半期時点で49.9%がAI生成と分類された
・ChatGPTリリース後12カ月で35.9%、24カ月で約48%まで急増したが、2025年第1四半期以降は約50%で頭打ちとなっている
・AI生成記事はGoogleやChatGPTの検索結果にほとんど表示されないとの別調査結果もあり、量的拡大と検索パフォーマンスの乖離が示唆されている
- M&A
Publicis Groupe、データ連携基盤LiveRampを22億ドルで買収へ 「データ共創」軸を強化
・仏広告大手Publicis Groupeがデータ連携基盤LiveRampを22億ドルで買収し、AI時代のデータ共創戦略を強化する
・LiveRampは25,000超のドメインと500以上のパートナーを接続し、年平均成長率13%で成長している有力企業である
・買収後もLiveRampの中立性を維持し、既存顧客やパートナーへのサービス継続を約束している
- M&A
Vox Mediaが2社分割、マードック家がポッドキャストネットワークなどを取得
・Vox Mediaが2社に分割され、マードック家のLupa Systemsがニューヨーク・マガジンなどを3億ドルで取得
・ポッドキャスト事業は過去5年で最も急成長し、約50番組を擁する重要資産として評価された
・デジタルメディア企業の評価額が大幅に見直される中、収益性の高い資産の再編が進行している
- AI
Genspark、ローンチ1年でARR2億5,000万ドル——「自律型組織」を見据えた製品戦略を説明
・AI検索の専門家が設立したGensparkはローンチ1年でARR2億5,000万ドルを達成し、Microsoft等の大手企業と提携している
・AIの能力は高まっているが一部のパワーユーザーに限定されている格差を埋め、全ての人がAIを使いこなせる世界を実現することを目指している
・日本の大手5社が本格利用を開始し、電通では導入2か月で週平均6時間以上の業務時間短縮を実現している
- ジャーナリズム
正体不明の記者4人が30超媒体で1000本超を執筆、フリーランス審査の盲点に
・4人の正体不明なフリーランス記者が30超媒体で1000本以上の記事を執筆。AI生成写真と連絡手段なしが特徴
・イスラエルのPR企業「Market Across」と関連し、同社クライアントの暗号資産を肯定的に報道。利益相反の可能性が指摘される
・偽記者問題はICOブーム期に多発し、現在も拡大。フリーランス審査の甘さが業界課題に
- ジャーナリズム
AI開示で信頼は下がる? Trusting Newsの調査が突きつけるジレンマと6,000人超の回答が示す処方箋
・読者の93.8%がAI使用の開示を求める一方で、単純な開示だけでは信頼を損なう矛盾した構図が明らかになった
・読者は「なぜAI使用か」「倫理的取り組み」「人間の関与」など5要素を含む詳細な開示を重要視している
・信頼低下は米国中心で、フィンランド・デンマーク・アフリカなど地域により上昇傾向も見られている

