広告協会とWARCが2019年イギリスの広告費をまとめたレポートを発表しました。
レポートによると、2019年の広告費は推定248億ポンドで5.2%の増加、2020年はさらに5.2%増加して260億ポンドと予測されています。
市場全体の成長は、オンライン広告分野の成長に牽引されており、デジタルが17.1%増、テレビ放送局のVODが16.7%増、全国のオンラインニュースブランドが6.5%増となりました。
四半期ごとで見るとイギリスの広告費は25期連続で増加。一方で、オンライン広告を除いた分野別の広告市場は四半期ごと縮小しており、現在では3/5を占めているオンライン広告ですが2021年には2/3にまで増加すると予測されています。
例えば、2018年におけるナショナルブランドのニュースメディア広告費は10億ポンドで2017年度比較して2.7%減少していますが、オンライン広告に関しては13%増の3.2億ポンドとなっています。
この傾向は今後も継続していくと予測され、ナショナルブランドのニュースメディア全体の広告費は2019年に2.5%、2020年に3.3%減少すると見込まれています。そのうち、オンライン広告費のみに着目すると2019年が5.1%増、2020年にはさらに5.2%増加すると予測されています。
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