本記事はThe Conversationに掲載された、オーストリアのUniversity of Sydneyで国際関係学を専門とするRodney Tiffen教授による記事「James Murdoch’s resignation is the result of News Corp’s increasing shift to the right – not just onclimate」をCreative Commonsのライセンスおよび執筆者の翻訳許諾の下、掲載するものです。
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ルパード・マードック氏の息子であるジェームズ・マードック氏が、編集内容に関する意見の相違を理由にNews Corporationの取締役を辞任するまでの彼の道のりは、紆余曲折が多く波乱に富んだものでした。
2000年から2003年の間、ジェームズ氏は父親が経営するメディアで管理職として、香港でスター社の衛星サービスとNews Corpのアジア事業を任されました。この間、彼は様々な商業的成功を収め、その中でも、政府の顔色をうかがいながらも中国市場へのアクセスを得ようとした彼の決断が最も印象深いです。