米デロイトは、2022年のメディア・テクノロジー・電気通信分野の予測レポート「TMT Prediction 2022」を公開しました。その中で、現在世界的に競争が激化しているSVODサービスについて、2022年中に少なくとも1億5000件の解約が発生し、解約率は最大30%に達すると予測しています。
SVODサービスが次々と登場して市場が成熟するにつれ、「未開拓」の消費者が減少し、ユーザーの取り合いとなります。そのため、ユーザー獲得コストが上昇し、リテンションの重要性が増すことになる、とデロイトは指摘しています。
米国はその傾向が顕著です。米国は、NetflixやDisney+、Amazon Prime Videoといったグローバルサービスのほか、HuluやHBO Max、新興のParamount+などがあり、SVODサービスが最も発達している国といえます。調査によれば、米国の約8割の世帯がSVODサービスを契約しているとのことです。