Pinterestが、小売業者の成功をサポートする新機能として「Pinterest ショッピング API」「ピンの商品のタグ付け」「カタログの動画」「ビジネス用プロフィールのショップタブ」などの機能を導入すると発表しました。対象国は米国を始めとする8ヵ国です(日本はショッピングAPI以外は未展開)。
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PinerestショッピングAPI導入により価格と在庫データの精度が97%向上
「Pinterest ショッピング API」により、カタログと商品のメタデータ管理などショッピングと計測機能を拡充するとともに、より効率的な商品のデータ品質の改善が可能になるといいます。価格と在庫データの精度は97%向上しているとのことです。
「ピンの商品のタグ付け」によりユーザーの商品購入意欲を高める
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「ピンの商品のタグ付け」は、ピンから商品を購入できるショッピング機能で、ユーザーは、Pinterestで見つけた画像の中にある物と同じアイテムを手軽に購入できるようになります。最初のテストで使用シーンの画像 / ブランドのイメージ写真に商品がタグ付けされたピンに対し、ユーザーは従来のプロダクトピンよりも70%高い商品購入意欲を示したとのことです。
カタログの動画など、動画機能に投資
Pinterest カタログとは、Pinterest へ商品情報をアップロードした際に、自動的にプロダクトピンが作成される機能のこと。過去1年間のPinterestでの動画の広告フォーマットは非常に良い結果を示していることから、Pinterestでは、商品カタログの動画素材を利用できるようにするなど動画機能に投資。ユーザーが商品の購入を決める際、さまざまな角度から商品を見られるようにすることで、コンバージョン率の向上をサポートするとのことです。
その他、「ビジネス用プロフィールのショップタブ」により、小売業者はショップタブから直接商品のグループ管理を行える他、商品のグループカバー画像と説明をカスタマイズすることで、よりシームレスなユーザー体験を可能にするとしています。
Pinterest エンジニアリング担当SVP Jeremy King氏は、「ショッピング API などの新しいショッピング機能により、ブランドと小売業者は商品購入プロセスの初期段階で購買意欲の高いユーザーに最新のカタログデータを活用してアピールすることができます」と述べています。