株式会社 LIVE BOARDは、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングの調査を活用した、国内のDOOH市場における出稿費・出稿予算額やプログラマティックOOHに対する広告主の意識調査を実施しました。
調査は、事前調査・本調査分離型によるインターネット調査で、対象は、東京（1都3県）、大阪（2府2県）、愛知（愛知、三重、滋賀）の対象エリアの広告出稿者と広告代理店勤務者の20歳～69歳の男女。広告出稿者は、直近3年以内に勤め先の会社で広告出稿経験があり、現在広告出稿業務に関与し、勤め先年間売上規模の構成をできるだけ前回調査に合わせて回収した。サンプル数は、事前調査が41,472サンプル、本調査が911サンプル。
調査によると、広告業界内におけるDOOHの出稿率は、コロナ禍だった2021年の10.4％から徐々に回復し、2023年には14.2％と増加。広告予算額は、2021年1.34億、2022年1.67億、2023年現在では1.81億となり、コロナ以後は増加を続けています。
2023年の世界の広告総額は7,279億米ドルで、昨年比＋3.3％成長し、2024年には＋4.7％成長すると予想。その中で、OOH市場は＋3.8％と、デジタルの＋7.8％に次いで伸長しています。アジア太平洋地域のOOH市場規模は、2023年に 241.5億米ドル、成長率は+4.6％。翌2024年には253.8億米ドルに達し、＋5.1%の成長率を示すと予想されています。
また、今回の調査で、広告出稿経験のある方々に「『プログラマティックOOH』に対して持っているイメージ」について質問。業界内での革新化で「コスト削減」や「効果の可視化」に対する期待感がありつつも、データの精度・信頼性などに不安感があるというコメントが多かったとしています。
