日本におけるソーシャルメディア広告の最新動向が明らかになりました。Sensor Towerのデジタル広告分析インテリジェンス「Pathmatics」を用いた調査により、2023年第4四半期の広告主とカテゴリーに関する詳細なデータが公開されています。
Sensor Towerは、モバイルアプリやゲームの市場データを提供する企業で、2013年にサンフランシスコで設立されました。同社は、モバイル市場のトレンドを把握するためのストアインテリジェンスや広告戦略の最適化に役立つ広告インテリジェンスを提供しており、多くのグローバルデジタル企業から信頼を得ています。
2023年第4四半期において、日本の広告主はFacebookとInstagramに総額10億ドル近くを投資しました。特に注目すべきは、Instagramへの投資額が6億1,300万ドルに達し、Facebookへの投資額を66％上回ったことです。この傾向は四半期を通じて一貫しており、Instagramが日本の広告主にとって主要なプラットフォームとなっていることが伺えます。
楽天グループは、2023年第4四半期に最も多くの広告費を投じた企業であり、総額3,100万ドルを投資しました。このうちInstagramに投じた割合は70％にも上り、旅行・観光カテゴリーを中心に巨額の投資を行っています。一方、AmazonはFacebookへの投資額が1,100万ドルで日本トップとなっており、異なる戦略を取っていることが分かります。
