MLBが人気スポーツメディアJomboy Mediaに戦略的出資──デジタル時代の“ファンエンゲージメント再構築”

・MLBはJomboy Mediaに少額出資し、戦略的パートナーシップを結んだ
・編集の自由を保ちつつ、デジタル世代を中心にファン層拡大を狙う
・今後、メディアやクリエイターとの新たな連携でファンエンゲージメントを強化

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MLBが人気スポーツメディアJomboy Mediaに戦略的出資──デジタル時代の“ファンエンゲージメント再構築”

メジャーリーグベースボール(MLB)は、人気スポーツメディア企業「Jomboy Media(ジョンボーイ・メディア)」に少額出資を行い、戦略的パートナーシップを締結しました。この提携は、単なる広告契約ではなく、今後のMLBのファン獲得戦略を大きく左右する重要な一手となる可能性があります(プレスリリース)。

デジタル時代の新たな“語り部”を味方に

Jomboy Mediaは、元高校教師のジミー・オブライエン(Jimmy O'Brien)氏が2017年に創業したニューヨーク発のメディア企業です。MLBの試合中に起きた口論や判定への抗議などを、リップリーディング(唇の動きの読み取り)でユーモラスに再現・解説する動画がSNS上で話題となり、YouTubeやTikTokなどで爆発的なファンを獲得しました。現在は「Talkin’ Baseball」「Talkin’ Yanks」「Warehouse Games」などの番組を中心に、スポーツエンタメ層の中核を担っています。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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