株式会社ABCアークは2025年11月4日、2026年3月31日をもってすべての事業を停止し、その後速やかに会社清算手続きに移行する方針を決定したと発表しました。
同社は2020年12月の開業以来、雑誌「歴史人」の発行をはじめとする出版事業、地域創生事業を展開してきました。しかし、経営状況の悪化に加えて、今後も出版市場の急激な構造変化や原材料費の高騰などを背景とした厳しい経営環境が続くと予想されることから、経営改善の見込みは低いと判断し、事業停止の決定に至りました。
同社の代表取締役である園部充氏は発表文の中で、「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます」と関係各社への感謝の意を示した上で、「当社を取り巻く環境は厳しく、経営改善の見込みは低いと判断し、誠に遺憾ながら上記の決定となりました」と説明しています。
2026年3月31日までは、これまで通りの事業を継続する予定です。同社では今回の決定について理解を求めるとともに、これまで出版物を購読した読者や事業に携わった関係各位に対して「多大なるご支援をいただき心より感謝申し上げます」と謝意を表明しています。
出版業界では近年、デジタル化の進展や読者の嗜好の変化、さらには印刷コストの上昇などにより、特に中小規模の出版社が厳しい経営環境に直面しています。ABCアークの事業停止は、こうした業界全体の構造的な課題を象徴する事例と言えるでしょう。
本件に関する問い合わせは、株式会社ABCアーク清算管理部(メールアドレス:seisan@abc-arc.co.jp)まで受け付けています。



