AP通信がAI検証ダッシュボード「AP Verify」を外部提供、信頼性を事業として拡張

・AP通信はAI検証ダッシュボード「AP Verify」を2025年に外部提供開始
・複数のAIツールや外部サービスを統合し、コンテンツの検証効率化を図る
・信頼性向上と検証効率化を目的に、業界全体への展開と価値創出を目指す

テクノロジー AI
AP通信がAI検証ダッシュボード「AP Verify」を外部提供、信頼性を事業として拡張
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オンライン上の誤情報や生成AIによる加工コンテンツが急増する中、ニュースルームにおける検証プロセスは、編集判断の中核であると同時に、コストと時間を要する業務になっています。こうした状況を背景に、AP通信は2025年、AIを活用した検証ダッシュボード「AP Verify」を正式に外部パブリッシャー向けに提供開始しました。AP自身が日常的に使ってきた検証ワークフローを、プロダクトとして切り出す動きです。

AP Verifyは、写真・動画・テキストといったUGCやオンラインコンテンツを、単一のWebインターフェース上で検証できることを特徴としています。AIによる地理位置情報推定、物体やランドマーク認識、文字起こし、生成AIテキスト検出に加え、逆画像検索やフレーム単位の動画分析、ソーシャルリスニングといった従来型の検証ツールも統合されています。検証作業の保存やチーム内共有にも対応しており、属人的になりがちな検証業務を編集部全体のプロセスとして管理できる設計です。


《Manabu Tsuchimoto》
Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。