米メディア企業「BuzzFeed」が、AI時代への生き残りをかけた新会社を立ち上げました。3月13日に米テキサス州オースティンで開催された「SXSW」にて、共同創業者でCEOのジョナ・ペレッティ氏がスピンオフ会社「Branch Office」を発表したということです。AIを活用した消費者向けアプリを開発・展開する独立組織として、1年以上にわたり秘密裏に準備を進めてきたとされています。
ただし、発表の場となったSXSWの会場の雰囲気は、お世辞にも熱狂的とは言えなかったようです。テッククランチの報道によれば、アプリのデモ中に会場から大きな反応はなく、質疑応答でも厳しい問いが飛んだということです。経営危機のさなかに打ち出した新戦略が、投資家や業界関係者にどう受け止められるかが焦点となっています。
会社存続に「重大な疑念」がある中での新展開
「Branch Office」の発表はSXSWへの登壇からわずか数日前、BuzzFeedが自社の事業継続能力について「重大な疑念(substantial doubt)」があると開示した直後のことでした。同社は昨年、純損失5,730万ドルを計上しており、流動性の問題を解消するための戦略的協議を続けていると明らかにしています。そうした財務的な逆風の中、AI活用を軸とした新アプリ群が次の収益源として位置づけられているということです。





