AIスーパーエージェントを手がける米Gensparkは、同社のビジョンと製品ロードマップを説明する説明会を開催しました。登壇した共同創業者兼CTOのKay Zhu氏は「未来はすでにここにある。ただ、まだ均等に行き渡っていないだけだ」と述べ、AIの能力を専門知識のない一般のホワイトカラーにも届けることが同社の存在意義だと強調しました。
設立2年、AI検索20年の知見を背景に
Gensparkは2023年、シリコンバレーの中核都市パロアルトで設立されました。共同創業者のKay Zhu氏とEric Jing氏(CEO)は、Google、Microsoft、Baiduの検索部門で約20年にわたりAI検索に携わってきた経歴を持ちます。
同社が掲げるビジョンは、AIが自律的に仕事をこなす世界を実現し、「AIを使いこなせる人」と「そうでない人」のあいだに生まれる格差を埋めることです。Kay Zhu氏は「誰も取り残さないこと。それが我々の最も重要な使命だ」と語りました。
ローンチ1年でARR2億5,000万ドル、Microsoftとの連携も
Kay Zhu氏によれば、自律型エージェント「Genspark Super Agent」のローンチから12か月でARR(年間経常収益)は2億5,000万ドルに到達したといいます。これまでに5億4,000万ドルを超える資金を調達し、現在の評価額は12億5,000万ドルを上回るとしています。
提携面では、OpenAI、Anthropic、Microsoft、Google、Amazonなど主要なAI企業・クラウド事業者と戦略的パートナーシップを締結。OpenAIやAnthropicが最新モデルを一般公開する前に、Gensparkがテストと評価を担う関係にあると説明しました。
なかでもMicrosoftとの連携は緊密で、4月末に発表された戦略的提携により、GensparkはMicrosoft 365にネイティブ統合されます。Azure上で構築された65のエージェントがMicrosoftのマーケットプレイスで提供される予定で、Kay Zhu氏はこれを「MicrosoftにおけるAIエージェント連携のなかでも最高水準のもの」と位置づけました。










