オーディオブックの制作・配信を行う株式会社オトバンクは、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」にてポッドキャスト配信者への課金システムの提供を開始することを発表しました。
配信にあたり、番組配信者は「聴き放題プラン」「単品販売」を通じロイヤリティ収益を得ることが可能に。ポッドキャストの配信者が継続してコンテンツを配信できるような基盤構築を進め、さらなる音声コンテンツ市場の振興を目指すとしています。
目次
ポッドキャスト市場の興隆と課題
近年、ポッドキャスト市場は世界的に急成長しています。特に市場が大きい米国が顕著ですが、日本国内でも注目を集める番組や配信者は多く、配信の枠組みを超えたリアルイベントの開催なども盛り上がりを見せています。
一方で、ポッドキャストの配信により収益を得られるシステムは少なく、サーバー費やコンテンツ制作費等の負担から、配信を継続するハードルは高い現状があり、配信の継続と収益とのバランスが課題となっていました。
そこで、オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の配信プラットフォームでもポッドキャストの取り扱いを本格的に開始し、「聴き放題プラン」および「単品販売」による収益モデルを実現します。今回の取り組みで、配信するポッドキャスト番組配信者の番組継続のハードルを下げ、新しいコンテンツの制作などに少しでも寄与することを目指します。
「audiobook.jp」でのポッドキャスト配信
- 「audiobook.jp」内「聴き放題プラン」の対象コンテンツとして配信。配信者には、再生時間に応じたロイヤリティを支払い
- 「audiobook.jp」にて、各コンテンツの「単品販売」を行い、配信者には、販売数に応じたロイヤリティを支払い
取り組みに協力があった6配信者21番組から配信を開始し、今後もより多くの方にお聴きいただけるようなシステム改善をつづけながら、配信番組を順次増やしていく予定としています。