MIの11月特集は「バーチャルイベントの内幕」。新型コロナウイルス感染拡大によって多くのイベントがリアルからオンラインに移行しました。そこにはどんな課題と可能性があるのか。イベントのプラットフォーム、イベント主催者の双方をインタビューします。11月27日には多数の登壇者が参加する「バーチャルイベント勉強会」も開催します。
新型コロナウイルスの影響でリアルのイベントが難しくなり、多くの企業はバーチャルイベントに活路を見出しています。テクノロジー系メディアで知られるアイティメディア株式会社はいち早く2009年からアメリカのON24社と提携して、バーチャルイベントのプラットフォームを展開。多くの実績を積み重ねてきました。
同社の主軸であるメディアやリードジェンの事業とも連携しながら展開し、コロナ以降は応えきれないほどの爆発的な需要を受けているというデジタルイベント事業について、アイティメディア デジタルイベント事業部 事業部長の滝沢渚氏にお話を伺いました。
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アイティメディア株式会社 デジタルイベント事業部 事業部長
2009年にアイティメディア入社。広告の企画営業を経験した後、米国に留学しMBAを取得。帰国後は3年半前からデジタルイベント事業に携わり、10月に新たに発足したデジタルイベント事業部の責任者を務めている。
―――アイティメディアのデジタルイベント事業は長い歴史があります。どのようにスタートしていったのでしょうか?
2009年にアメリカのON24社と提携して、バーチャルイベントのプラットフォームを日本に導入しました。アイティメディアはメディアで広告ビジネスの会社でしたが、今後はプラットフォームを売っていきたいという考えがありました。自社でのイベントも開催してきましたが、基本的にはソリューションとして外部に提供するという事をやってきました。
―――軌道に乗り始めたのはいつ頃でしょうか?