アイティメディア株式会社は、AIチャットボット型の検索エンジンPerplexityを展開するPerplexity AI, Inc.と提携し、同社のパブリッシャープログラムに参画することを発表しました。
Perplexityは、ウェブブラウザやアプリで利用可能な革新的なAI検索エンジンです。最先端の生成AIモデルとウェブからリアルタイムで収集した情報を組み合わせ、ユーザーの質問に対して最適な回答を提供する会話型インターフェースを特徴としています。同サービスは回答の信頼性を担保するため、質の高い情報を選別し、根拠となる情報源をインラインで明示する点が高く評価されています。
今回の提携により、テクノロジー領域で国内最大級のパブリッシャーであるアイティメディアがPerplexityのパブリッシャープログラムに参画します。これによりPerplexityの検索エンジンの魅力向上に貢献するとともに、そこから生まれる広告掲載におけるレベニューシェアを行います。また、アイティメディアは自社でのPerplexityのAIサービス活用も推進していく方針です。
アイティメディアの小林教至代表取締役社長兼CEOは「テクノロジーのトレンドと活用方法を伝えるメディアとしてAIに関しても日々多くの情報を発信しています。同時にメディア事業におけるAI活用を通じて、企業理念である『メディアの革新』の実現を目指しています」とコメント。Perplexityのメディアとの共生姿勢に共感し、今回のパートナーシップに至ったと説明しています。
Perplexity AI, Inc.のアジア代表である森田俊氏は「アイティメディアとのパートナーシップは、パブリッシャーの皆様との信頼関係をより一層強化し、一般の方々に正確かつ迅速な情報をお届けするための大きな一歩となります」と述べ、グローバルでのパブリッシャーとの連携拡大を進めていることを明らかにしました。
Perplexityは2022年にOpenAI、Meta、Quora、Bing、Databricksの元メンバーによって設立され、現在は世界中で毎週1億件以上の質問に回答しています。従来の検索エンジンとAI駆動のインターフェースの間のギャップを埋める新しい情報アクセスの形として注目を集めています。
アイティメディアは東証プライム市場に上場するインターネット専業のメディア企業で、テクノロジー関連分野を中心とした情報やサービスを提供しており、月間約5,000万ユニークブラウザの利用があります。