フェイスブックは世界各国でローンチに向けてメディアと交渉を行っている、ニュースを掲載し、その対価をメディア企業に支払う新設のコーナーである「Facebook News」を、ドイツでも2021年5月から開始すると発表しました。同社によれば地元の主要なパブリッシャーが参加する一方、大手のアクセル・シュプリンガーは対価が不当に安いとして不参加を表明しました。
オーストラリアの例にもあるように、大手プラットフォームに対して、ニュース利用に対して適切な対価を支払うように求める声は世界的に広がっていて、欧州各国はその中でも先鋭的な態度を取っています。フェイスブックやグーグルはこうした動きに対して、ニュースに対して対価を支払う取り組みを自主的に行う事で、法的な枠組みが作られる事を避けようとしています。両社とも今後3年間で10億ドル規模の支出を行うと表明しています。