コインチェック株式会社と株式会社フィナンシェが、IEO(Initial Exchange Offering)による資金調達に向けた契約を締結したと発表しました。本契約に基づき、両社は2022年夏までにIEOの実現を目指します。
「IEO(Initial Exchange Offering)」は、企業やプロジェクト等がユーティリティトークンを活用した資金調達を行う仕組みであるICO(Initial Coin Offering)の中でも、暗号資産取引所が主体となってプロジェクト審査およびトークンの販売を行う仕組みです。資金調達が可能なほか、トークンを活用することでコミュニティが形成・強化しやすくなります。
本契約締結により、個人や団体のトークンの発行・販売、企画・運用に実績のあるフィナンシェが「フィナンシェトークン」の発行を行い、コインチェックの提供する「Coincheck IEO」にて販売を行う予定とのことです。
コインチェックは、暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営する企業です。2021年7月にIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」の提供を開始し、今回の「Coincheck IEO」は第2号案件となります。
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もう一方のフィナンシェは、ブロックチェーン技術を活用した、NFT事業やクラウドファンディング2.0サービス「FiNANCiE」を展開。本IEOにより発行されたフィナンシェトークンにより、「FiNANCiE」を利用して発行したクラブトークンやNFTを横串に活用するプラットフォームトークンの実現を目指すとしています。また、調達した資金の一部を「FiNANCiE」及びNFT事業の更なる拡大に充当する予定とのことです。