株式会社ミンカブソリューションサービシーズは、ブロックチェーン技術を活用したクーポン(特典)配信プラットフォーム「toku-chain(トクチェーン)」のサービスを2024年10月より提供開始すると発表しました。本事業は、株式会社トレードワークスとの協業プロジェクトとして推進しています。
toku-chainは、ブロックチェーン技術を活用してアドレサビリティとトレーサビリティを高めた新たなクーポン配信プラットフォームです。従来の広告出稿とは異なり、広告主がクーポンやロイヤリティプログラムを通じてターゲットユーザーに直接リーチし、ブランド価値を高めながら効果的に訴求できます。
また、Web3のオープン性を活かしており、様々なエコシステムとの柔軟な連携が可能です。さらに、広告の効果をリアルタイムで追跡、分析できます。分析データをもとに、次回のキャンペーンをより効率的に計画することが可能です。


本プラットフォームの特徴として、クーポンのNFT化により、利用状況を確実にトレースできる点が挙げられます。NFTおよびブロックチェーン技術の活用により、従来の中央集権型システムと比べてトランザクションコストを削減可能です。広告主は効果的なキャンペーンを低コストで実施でき、マーケティング予算の最適化が図れるほか、広告データの透明性と信頼性を確保できます。

金融機関では、VIP層、アッパーマス層、マス層といったユーザー属性に合わせたクーポンを配信できます。他社との差別化が図れるほか、ユーザー獲得や流出防止に効果的です。また、従来のインセンティブに伴うコストを削減しつつ、持続的かつ効果的にユーザーを獲得・維持できます。toku-chainでは特典の配信を通じて広告収益を得ることができるため、収益を増やすことが可能です。

広告主は、金融機関が保証するユーザー属性に直接アプローチできるため、予測に基づくマーケティングと異なり、より正確で効果的なダイレクトマーケティングを実現できます。金融機関が持つ高精度な顧客データを活用して、ターゲットを絞った効果的なマーケティングが実施でき、従来の広告手法と比べて正確なターゲティングと費用対効果の向上が期待されます。
本事業において、トレードワークスはtoku-chainシステムの開発・運用を担当し、ミンカブソリューションサービシーズは金融機関への導入促進やデータ解析、マーケットインテリジェンスの提供を通じて、広告効果の最大化を主導していきます。
すでに、toku-chainシステムは大手金融機関への導入が決定しており、今後さらに幅広い金融機関等への導入が予定されています。金融機関側での導入準備が整い次第、順次ユーザー向けのサービスがローンチされる予定です。ミンカブとトレードワークスは、付加価値の高いソリューションサービスの普及・拡大に向けて引き続き協調していくとしています。