REVISIO株式会社が、2022年の1年間に視聴者の視線を釘付けにしたテレビCMクリエイティブのランキング「2022年年間CMクリエイティブCスコアランキングTOP30【中規模出稿企業編】」を公開しました。
このランキングは、2022年1月1日～2022年12月3日（2022年1年間）にコア視聴者（男女13～49歳）が注視したCMクリエイティブを対象としています。対象となったCM数は339CMでした。
REMISIOは、人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供する企業です。
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独特の世界観とユニークなセリフで話題になったCMが1位に
ランキングで1位になったのは、ヒノキヤグループの『Z空調「全館空調だな」篇』でした。『Z空調』の発売以来CMに起用されている斎藤工さんと、今回が初出演となる山本耕史さんが本人役で共演。すべてのセリフでお互いの名前を呼び合う「フルネーム呼び捨て構文」でのやり取りがネットでも話題に。
2位は、ルーデルの『ブルーロック Project: World Champion「三笘薫参戦! ワールドチャンピオンになるために!」篇』。CMの放送期間がサッカーWカップと重なっていたこともあり、ゲーム内のプレイヤーキャラクターに起用された三笘薫選手のWカップでの活躍が相乗効果になったと考えられました。
3位は玉川衛材の『フィッティ「マーチ」篇』でした。NHKの11代目うたのおにいさんとして活躍した横山だいすけさんと女優の吉川愛さんが共演。横山さんが歌う、運動会でおなじみの行進曲「ボギー大佐」の替え歌が耳馴染みよく、視聴者によく見られたようでした。
本ランキングにより、中規模出稿企業は、大規模出稿企業に比べてCM制作本数は少ないものの、制作の工夫次第で注視されるクリエイティブが作れることが明らかになりました。
50位までのランキングはこちらからダウンロードできます。
1位の『Z空調「全館空調だな」篇』は冒頭から最後まで視聴者の関心が持続
REVISIO計測による1秒毎のデータによると、1位の『Z空調「全館空調だな」篇』で一番みられたシーンは冒頭の1秒目であることがわかりました。すべてのセリフでお互いの名前を呼び合う「フルネーム呼び捨て構文」が最後まで視聴者の目を惹きつけ、下降傾向になりがちな多くのCMと比べ、後半まで高い水準を維持していることが明らかになりました。
クリエイティブスコア（Cスコア）とは
CスコアはCMクリエイティブを評価する指標のこと。例えば、Cスコアが150のクリエイティブAと100のクリエイティブBがあったとき、放送された番組の影響を除くと、クリエイティブAはクリエイティブBの1.5倍注視されたと評価できるとのことです。
