大日本印刷株式会社(DNP)が、AIを活用して製品のパッケージや広告物、契約書等の校正・校閲・審査業務の省力化を支援する「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」において、「日本語の誤用などのチェック」「表組みの校正・校閲チェック」「多言語対応」の新機能を追加すると発表しました。
目次
新機能開発の背景
「DNP AI審査サービス」は、AIを活用して校正・校閲・審査業務の効率化・平準化を行うことで、作業時間の短縮と人為的ミスの低減を実現するサービス。製品パッケージ・広告販促物・申込書・契約書・マニュアル・教材等、さまざまな印刷物の校正・校閲・審査業務に対応しています。
DNPによると、2023年6月現在、サントリーホールディングス株式会社や明治安田生命保険相互会社、株式会社エムアイカード他、多くの企業が「AI審査サービス」を導入しているといいます。
今回、金融・飲料・食品・メーカー・自治体・教育などさまざまな業界・団体ごとの業務フローや要望を取りまとめ、特にニーズの高かった機能を開発・追加しました。
今回追加した機能
1.日本語の表記ゆれ・文法の間違い・誤字・誤入力などのチェック機能
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本サービスでは、価格の表記方法や特定の言い回し、法令で定められたマーク表示方法といったルールをAIに学習させ、そのルールに基づいてチェックします。このチェック機能に、文法の間違いや誤字・誤入力、媒体ごとの表記のゆれなどを指摘する機能を新たに追加。
2.表組みチェック機能
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生命保険・損害保険・メーカー等、料金表の表組みに対し、表組みの中から文字情報を抽出し、用語等の一覧データや正しいデータと照合して、一致しない箇所を自動的に判別します。
3.多言語対応
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英語・中国語・韓国語に対応し、各言語のテキストデータを抽出して、正しい情報と比較してチェック。その他の言語については、順次PoC(概念実証:Proof of Concept)を実施していく予定とのことです。