「旅MUSE」 などを運営するバリーズ株式会社はD2C事業を中心とした女子旅コミュニティサービスの拡大を目的として、株式会社三越伊勢丹イノベーションズを引き受け先とする第三者割当増資を実施しました。
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第三者割当増資の背景・目的
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バリーズ社は今回の資金調達でミレニアル女性を対象とする海外メディア「旅MUSE」のリブランディングを図るとともに、海外旅行のD2C事業に戦略的投資を行います。
2014年12月の創業以来、「海外×女子旅」に特化したメディア運営を通じて10万人を超える熱量の高い旅行好き読者ファンの支持獲得に成功しました。メディアという枠を超え、「旅好き女性のファンコミュニティを中心とした女子旅サービスプラットフォーム」へと深化する必要があると考え、資金調達に至っています。
今後はオンラインサロン事業、リアルイベント事業、旅行関連プロデュース事業など、事業展開を予定しています。
D2C事業拡大と今後の展望
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昨今、日本における海外渡航者数は横ばい傾向であり、旅行業界全体で特に若年層の取り込みが課題となっています。
ミレニアル女性のニーズを満たせていないプロダクトアウト発想の旅行商品が多い中、バリーズ社では「旅MUSE」内の人気のコンテンツを旅行商品化するマーケットインな造成手法をとり、読者に直販するD2C(Direct to Consumer)モデルを展開します。
女子旅特化OTA(Online Travel Agency)というユニークなポジションの確立を目指し、現在、旅行会社と提携のもと自社プロデュースの旅行商品のテスト販売を重ねています。
「単価39万円の高額パリ行きツアーを販売1週間で定員数完売」など好事例が上がっています。今後も様々なタイプのツアー商品を継続リリースし、年度内をめどに第1種旅行業登録を行います。
2021年末までに累計2万人を超えるミレニアル女性に対する旅行商品の販売を目標に「いいタビは、いい私を創る」という理念のもと社会課題である働き方改革とアウトバウンドの促進へ貢献していきます。
■第三者割当増資の概要
・調達ラウンド:プレシリーズA
・調達額:非公開
・割当先:株式会社三越伊勢丹イノベーションズ(株式会社三越伊勢丹ホールディングス100%子会社のCVC)