新型コロナウイルスの感染拡大が重要局面を迎え、外出の自粛や人との接触を減らすことが叫ばれて久しくなっています。この影響は、情報を伝達する役割を持つメディアにも及び始め、各テレビ局が対策やロケの中止を相次いで発表しています。この記事では、これまでに各局が行った発表をまとめて掲載します。
目次
NHK:大河と朝ドラを撮影休止に
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NHKでは、新型コロナウイルス感染拡大の予防措置として、4月1日より、現在放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」と連続テレビ小説「エール」の撮影を12日まで休止することを発表しました。
また、NHKのホームページ内で新型コロナウイルス特設サイトを開設し、情報の提供を行っています。
日本テレビ: スタジオ収録・ロケを2週間休止
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日本テレビでは、4月6日より2週間、バラエティ番組のスタジオ収録や、報道・情報・スポーツ番組以外のロケを休止することを発表しました。
また、これに伴い、11日にスタートを予定していた新土曜ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」、15日スタート予定だった新水曜ドラマ「ハケンの品格」の初回放送を延期することを発表しています。
TBS:収録・ロケを当面見合わせ、新番組の放送延期相次ぐ
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TBS(東京放送ホールディングス,TBSテレビ)は4月2日、ドラマ、バラエティ番組に関して、不特定多数との接触や大人数の集合が避けられないことから、4月4日より当面の間、ロケやスタジオ収録を見合わせることを発表しました。期間に関しては約2週間とされ、それ以後は状況次第での判断とされています。
またこの影響で、4月スタート予定だった「有田プレビュールーム」など新バラエティー7番組、新日曜劇場「半沢直樹」など新ドラマ3番組、4日に放送予定だった「オールスター感謝祭2020春」が放送延期となります。
テレビ東京:在宅勤務を強化、2割程度の社員の出社で放送事業を継続
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テレビ東京では、4月3日より在宅勤務を強化し、出社する社員数を通常の2割程度に抑えたうえで放送を行っています。また、出勤者に関しても、時差出勤やフレックスタイム制の利用をにより、不特定多数との接触を避けるよう取り組んでいます。
また、番組制作では、感染リスクの高い大規模なロケや収録、街頭インタビューに関しては原則として中断しています。
フジテレビ:本社屋・湾岸スタジオへの入構を制限
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フジテレビでは、4月4日より当面の間、放送に直結する来館者を除いて、来航者の制限を行うことを発表しました。
また、9日スタート予定だったドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」に関して、放送開始を延期することを発表しています。