本記事はThe Conversationに掲載された、オーストリアのThe University of Queenslandでジャーナリズムとコミュニケーション学を専門とするPeter Greste教授による記事「When Trump attacks the press, he attacks the American people and theirConstitution」をCreative Commonsのライセンスおよび執筆者の翻訳許諾の下、掲載するものです。

以下は、米国に拠点を置くCommittee for the Protection of Journalists (CPJ)が発表した最新の記者向けの安全諮問の一部の内容です。
警察とデモ隊が行使している武力と戦術のレベルを考慮すると、警察は防弾サングラス、ヘルメット、防刃ベストを着用する必要がある。また、実弾使用の可能性がある場合は、防弾チョッキの着用も検討すべきである。
これは、私がバグダッドやカブール、モガディシュのような場所に赴任する前によく受けたアドバイスと全く同じ内容です。CPJは現在、警察とデモ隊の衝突を記録するよりも、記者への最新見解の公開を優先しています。
調査報道ウェブサイトを運営しているベリングキャット社は、先週ミネアポリスでジョージ・フロイド氏の死をめぐって暴動が勃発して以来、ジャーナリストへの暴行を調査してきました。同社の主任調査員によると、抗議行動が始まってから最初の4日間で100件以上の事件が起きたとのことです。(CPJは約200件と報告しています)。