ハーバード大学のジャーナリズム研究所「ニーマンラボ」が”2023年のジャーナリズムを予測する“というタイトルで、膨大な研究者による予測記事を公開しています。ちょっとやそっとでは読みきれない数の記事が公開されていますが、ここでは幾つかの観点からチェックしてみたいと思います。
続いてはメディアビジネスの観点からです。様々な指標が既に景気後退期に入ったことを示唆していて、真っ先に広告市況が悪化を始め、メディア企業の収益を蝕んでいます。こうした厳しい状況で何をすべきかについても多くの記事が言及していました。
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不況はチャンスである
「2023年のジャーナリズムは、読者への貢献度を高め、基本に立ち返り、助けを求めるようになるでしょう。ニュースルームやメディア企業にとって持続可能なビジネスを構築するには全ての『ルール』を投げ捨てる事が必要かもしれません。不況や景気後退の中で、人々はあらゆるところでお金を節約しようとするでしょう。つまり、サブスクリプションや寄付は切り捨てられる事になります。ただし、読者へのサービスを向上させ、明らかな価値を提供できる場合は別です」とThe Juggernautの創業者のスニグダ・サー氏は述べます。