株式会社博報堂が、企業の商談品質の向上を目的として、営業スタッフが好きな時間にオンラインでお客様役と実際の商談ロールプレイング(以下ロープレ)を実施できる「オンライン接客ロープレサービス」の提供を開始したと発表しました。
このサービスは、博報堂と株式会社博報堂プロダクツによる顧客接点ソリューション開発チーム「博報堂gmove」が開発・提供しています。
目次
サービス開発の背景
販売や商談の現場では、質の高い営業スタッフの確保や商談・営業や接客のスキルを伸ばすことは重要であると認識されているものの、時間の制約や人材不足等により十分に対応できていないのが現状です。
そのような背景のもと博報堂が営業マン・販売スタッフの商談スキルに関する調査を実施したところ、96.6%が商談スキル向上は「重要である」と回答しましたが、商談スキル向上の教育が「行えている」と回答したのは23.7%に留まりました。
また、77.2%が商談スキル向上のためにロープレは「有用・効果的」と回答したものの、実際のロープレ実施にあたっては、時間的な制約・心理的負担・実際の商談とのギャップ・社員間のロープレ取り組みへの意識差など課題が多いという意見もみられました。
このような課題を解決するために、同社はより効果的かつ効率的に営業スタッフの商談品質向上に働きかける「オンライン接客ロープレサービス」を開発するに至ったとのことです。
実際の場面に則したロープレを実現
本サービスでは、ロープレのシナリオ作成から質の高いロープレパートナー(お客様役)の育成、営業・接客技術評価指標の作成、オンライン受講の環境・システム整備までをワンストップで提供。オンラインで受講できるため、営業スタッフは自分の都合に合わせた時間にロープレを予約し、自分のデスク等好きな場所で受講できます。
また、各企業の具体的な商品・サービスに合わせたシナリオ作成により、即効性の高いロープレが可能とのことです。
ロープレの録画データは、株式会社博報堂DYホールディングスのマーケティング・テクノロジー・センターが開発した対話音声解析システム「CONOOTO®(コノート)」で解析され、受講者の発話時間や声の周波数、重要なフレーズや口癖などの分析、ロープレパートナーからのフィードバックと併せてさらに均質かつ高度なフィードバックとして利用されるとのことです。
■調査結果
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■調査概要
調査対象者 :自動車販売・生損保・金融の営業・販売育成担当者の男女
サンプル数 :148名
調査エリア :全国
調査手法 :インターネット調査
調査時期 :2023年1月
調査実施 :博報堂自主調査