株式会社博報堂は、ベトナムの独立系総合デジタル・エージェンシー「BCM Venture Integrated Co. Ltd.」の株式を過半数取得し、連結子会社化したと発表しました。
BCMの事業概要と強み
2018年に設立されたBCMは、EC マネジメント、データアナリティクス、クリエイティブ・コンテンツ制作、デジタルメディアプランニングおよびバイイング、Webサイト・アプリ開発、UI/UXデザインなど幅広いデジタルサービスを提供する総合デジタル・エージェンシーです。
特にECマネジメントやWebサイト・アプリ開発に強みを持ち、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に深い知見をもつ営業、開発担当、UX/UIデザイナーといった専門性の高い人材を多数擁しています。2026年1月時点で従業員数は100名に達しており、これまで日系企業やローカル企業に多岐にわたるデジタルソリューションを提供し、高い評価を得てきました。
## フルファネルマーケティング体制の構築
多くの日系・ローカル企業がECやWebサイト・アプリ開発を含むDXに注力する中、博報堂はBCMをグループの一員に迎えることで、ベトナムにおけるデジタル領域のケイパビリティを強化します。
博報堂ベトナムグループでフルファネルマーケティングの提供体制を構築し、顧客の「認知」「興味」から「購入」「リピート」にいたる購入プロセス全体の最適化を、ブランディングとデジタルの知見を掛け合わせて一気通貫で支援していきます。同時に、グループ内の連携も強化し、BCMを加えた「New One Vietnam」体制でベトナムにおける事業のさらなる拡大を目指します。
経営陣のコメント
BCM Venture Integrated President Director/CEOのDINH LE氏は、「博報堂グループの一員になることを光栄に思います。このパートナーシップは、マーケティング、EC、デジタルメディア、そしてクリエイティブを融合させ、包括的かつ効果的なソリューションを完成させていくBCMの歩みにおいて大きな一歩となります」とコメントしています。
さらに、「博報堂の強力な支援のもと、BCMは既存のクライアントへのサービスを向上させるだけでなく、博報堂グループの新たなメンバーとして、ベトナムおよび東南アジアにおける博報堂のクライアントに対しECやテクノロジーサービスを提供できることをうれしく思います」と述べ、グループ連携への期待を示しました。
博報堂の取締役常務執行役員 兼 Hakuhodo International Unit長の今井明彦氏は、「急速な発展を遂げるベトナムのデジタル市場において、BCMのEC・Web/App開発における高度な専門性と人材は、博報堂グループのデジタルケイパビリティを飛躍的に強化するものです」と評価しています。
「このパートナーシップは、クライアントのDXニーズに応え、事業成長に貢献するという当社のコミットメントをさらに強固にします。『New One Vietnam』体制の下、私たちはベトナムにおける広告市場の卓越性を追求し、地域全体の経済発展に貢献してまいります」と今後の展望を語りました。
博報堂ベトナムグループ Group Presidentの河北直之氏は、「BCMを博報堂ベトナムグループに迎えることができ、大変うれしく思います。BCMの専門知識と既存のクライアント基盤は、私たちの『ブランド×デジタル×DX』戦略を強力に推進し、特に日系・非日系クライアント双方への新たな価値提供を可能にします」とコメントしています。
「この統合により、ベトナムにおける私たちの競争優位性を確立し、持続的な成長を実現していく所存です」と意気込みを示しました。
ベトナム市場での競争力強化
今回の子会社化により、博報堂はベトナム市場において、ブランディングからデジタルマーケティング、EC、システム開発まで一貫して提供できる体制を整えました。急成長するベトナムのデジタル市場において、日系企業の現地展開支援はもちろん、ローカル企業のDX推進にも貢献できる総合力を獲得したことになります。
BCMの100名の専門人材と博報堂グループのブランディング力を組み合わせることで、顧客企業の事業成長を包括的に支援する「New One Vietnam」体制が本格始動します。

