出版・商業印刷で業界4位の共同印刷株式会社が、2023年10月25日に2024年3月期第2四半期の営業利益を従来予想の3.4倍となる3億4,000万円に引き上げました。
合わせて純利益も予想比2.2倍の3億3,000万円に上方修正しています。ただし、売上高は予想を2.8%引き下げました。
共同印刷は、価格転嫁による収益改善に努めており、利益が出やすい体質になっています。特に高いセキュリティ技術が必要な、偽造防止製品は乗車券などの交通系製品が伸長して増収効果を生んでいます。
しかし、売上高全体の4割程度を占める出版・商業印刷領域は停滞が鮮明になりました。