Re Data Scienceとオプトが共同で広告効果予測ツール「Open CTR Predictor」提供へ

Re Data Science株式会社と株式会社オプトが共同で、ディスプレイ広告効果予測AI「Open CTR Predictor」の提供を始めました。

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Re Data Science株式会社と株式会社オプトが共同で、ディスプレイ広告効果予測AI「Open CTR Predictor」の提供を始めました。

広告クリエイティブのデザイン制作では、画像生成AIの導入が急速に進んでいますが、学習用に用いるデータセットに関する著作権の問題が指摘されていたことから、2023年3月には、アドビ株式会社から著作権の問題を解決した製品「Adobe Firefly」のβ版をリリースしたほか、2023年9月には、Adobe Fireflyの機能の商用利用を可能にしました。

オプトはRe Data Scienceと共同で、画像生成AI「Adobe Firefly」を活用した広告クリエイティブの制作に取り組むため「画像生成AI×効果予測AIを活用した広告クリエイティブデザインコンテスト」を開催。多くの参加チームが画像生成AIを用いることで、これまでのフローとの対比で、約10倍のクリエイティブのバリエーションを作成できたとしています。

今回、提供を始めた「Open CTR Predictor」は、広告クリエイティブの制作時に、広告代理店や広告主自身が「CTRの事前予測で、複数のクリエイティブのバリエーションのなかから、効果の良いクリエイティブを選択することを可能とする」ツールで、選抜されたクリエイティブのみの入稿・配信で、広告効果の安定的な向上が期待できるとしており、Re Data Scienceの試算によると、事前選抜によるクリック数向上の余地は1.4倍程度と見なすことができるとしています。

「Open CTR Predictor」は、複数のデータ種別を統合的に学習する深層学習手法「マルチモーダル深層学習」という技術を用いて開発。広告画像情報、広告に含まれるテキスト情報、広告そのものの属性情報といった質の異なる複数種類のデータを入力し、統合的に学習したうえで、広告効果の予測結果を出力します。

「Open CTR Predictor」は、広告クリエイティブの制作に携わる広告主、代理店、フリーランスなど、全ての方に無料で提供。Googleディスプレイネットワーク(GDN)による配信先媒体に対応し、ほかの媒体については、順次対応していくとしています。

《Nakashima Takeharu》
Nakashima Takeharu

Nakashima Takeharu

「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。