「進研ゼミ」の株式会社ベネッセホールディングスは、1月30日に1株2,600円でTOB(公開買い付け)を実施しました。
MBO(経営陣による買収)で、株式を非公開化することが目的。このTOBは、スウェーデンのストックホルムに本社を置く北欧最大のPEファンド、EQTが支援を行います。TOBの総額は2,000億円規模と見られ、国内のMBOとしては過去最大のものです。
ベネッセは教育事業と介護事業の2つを主軸としていますが、特に教育事業は不調が鮮明になっていました。少子化で国内の教育マーケットが縮小に向かうのは火を見るよりも明らか。巨額のMBOであり、海外の投資ファンドが支援を行っていることからも、企業価値向上を図って将来的に再上場するか、投資ファンドの持分を別会社に売却する大再編が起こるのは間違いありません。
ベネッセはどこに向かうのでしょうか?