株式会社ウエトマエは、出版事業に進出するため、北海道を拠点とする蒔喜出版に全額出資し、子会社として新会社「株式会社蒔喜出版」を設立することを発表しました。
新会社は、ウエトマエが運営する小説投稿サイト「文豪コロシアム」の編集・製本・印刷を担う企業となります。ウエトマエは、「文豪コロシアム」と出版事業を統合し、事業の多角化と成長を目指します。
ウエトマエは、システムコンサルティングのほか、資本提携先のベトナム法人Beetech Technology and Service multimedia Co., Ltdをオフショア拠点としてシステム開発を推進するなど、幅広いITサービスを提供してきました。2023年11月から、小説投稿サイト「文豪コロシアム」を運営しています。
一方、蒔喜出版はこれまで、個人事業主としてプロ作家の書籍出版、自費出版、執筆代行などの出版事業を展開してきました。子会社化により、蒔喜出版はウエトマエの出版レーベル「文豪コロシアム」の編集から製本、印刷までを担うことになります。また、今後3年以内に単月での黒字化を目指し、事業基盤を強化する計画です。
今回の提携により、ウエトマエは出版領域での成長を加速し、蒔喜出版は北海道地域における出版事業の拡充と財務基盤の安定を目指します。ウエトマエの2025年1月期の売上高見込みは2億4,000万円で、資本金は1,000万円です。新会社の資本金は300万円で、ウエトマエが100%出資します。
ウエトマエの出版事業進出は、「文豪コロシアム」のコンテンツを基盤とした新しいビジネスの開拓を狙いとしています。IT技術と出版事業のシナジーを活かして、新たな価値創造を図る方針です。今後、ウエトマエは「文豪コロシアム」を中心としたコンテンツビジネスと出版事業の成長に向けた取り組みを推進するとしており、新たなビジネスモデルの発展が期待されます。