AI編集アシスタント「apnea」を開発するストリーツ株式会社は社名を「StoryHub株式会社」に変更するとともに、プロダクトも「StoryHub」にリブランドすることを発表しました。この変更に合わせ、「価値あるストーリーを共創するハブになる」という新たなミッションも掲げています。
社名とプロダクト名の一本化で新たな一歩
StoryHub株式会社は「価値あるストーリーを共創するハブになる」というミッションを再定義。これまで提供してきたAI編集アシスタント「apnea」も「StoryHub」という名称に統一し、レビュー機能(校正・校閲機能)などの新機能も実装していくとしています。
代表取締役CEOの田島将太氏は「社会は様々な情報で溢れているように見えますが、本当に必要な情報や、自分にとって価値のある情報が届いているとは言えません」と述べ、地域の小さなお店の情報や、取材機会の少ないスポーツ・イベント、発信ノウハウがない企業など、ニッチながら価値あるストーリーが眠っている点を指摘しました。
同氏は「そういったニッチで価値がある情報はこれまで人手不足やコストといった理由で記事化が困難でしたが、生成AI技術の登場がその壁を打破しました」と語り、AIと人間の共創支援を通じてメディアが直面する環境変化やリソース不足などの課題解決を目指す姿勢を示しています。
事例の蓄積も進む
StoryHubは既に複数のメディアで活用されており、「AI導入で労働環境改善に成功。1時間の作業がわずか10分に」(長野放送)や「前代未聞!AIが執筆したAI佐賀新聞はどうして生まれたか?」(佐賀新聞社)など地方メディアを中心に活用事例を多く持ちます。
同サービスは取材で得た素材ファイルをアップロードし、目的に応じた執筆レシピを選択するだけで記事制作が可能になるとのこと。リサーチ、文字起こし、OCR、原稿執筆、タイトル提案、SNS投稿文作成、翻訳、レビューなどを一気通貫でサポートします。

「人間のクリエイティビティを『企画・取材』と『レビュー』に集中させ、中間工程をAIで効率化することで、スピードとクオリティの両立を実現します」と同社は説明しています。
「StoryHub communications vol.1」開催へ
社名変更と合わせ、3月18日には「StoryHub communications vol.1 – 価値あるストーリーを共創するハブへ」と題したイベントを開催。参加費2,000円でビジネスエアポート日比谷にて開催されます。
イベントでは田島CEO自らが「StoryHubの現状と今後の展望」を語るほか、実際のStoryHub活用事例紹介や、エバンジェリストの松浦シゲキ氏による「情報発信の未来を考える:AIと『伝える力』の関係」と題したトークセッションも予定されています。
メディア業界の変化に対応した情報発信の在り方を知りたい方、オウンドメディア運用担当者やマーケター、PR関係者など、StoryHubに関心をお持ちの方はPeatixにて参加登録を受け付けているとのことです。