ガーディアン、アプリにケンブリッジ大学と共同開発したセキュアメッセージ機能を搭載

・ガーディアンとケンブリッジ大学が、情報提供者を完全に隠すセキュアメッセージング技術を開発
・通常の利用データに情報を紛れ込ませる仕組みで、通信の痕跡を残さず告発者を守る
・この技術をオープンソース化し、報道の自由と調査報道の安全性向上を狙う

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ガーディアン、アプリにケンブリッジ大学と共同開発したセキュアメッセージ機能を搭載

英国の名門紙ガーディアンが、報道機関として世界初となる画期的な技術を発表しました。ケンブリッジ大学との共同開発により誕生した「セキュア・メッセージング」は、内部告発者や情報提供者を保護する新たなシステムとなります。

この技術の最大の特徴は、通常のアプリ利用データに情報提供を紛れ込ませることで、告発者の存在を完全に隠蔽する点にあります。従来の匿名情報共有プラットフォームとは一線を画す革新的なアプローチとなります。

興味深いのは、ガーディアンがこの技術をオープンソース化し、他の報道機関も無償で活用できるようにした点です。世界的にジャーナリストと情報源への圧力が高まる中、この技術は報道の自由を守る重要なツールとなる可能性があります。

告発自体を隠蔽できる新たなシステム


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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