おはようございます。Media Innovationの土本です。今週の「Media Innovation Newsletter」をお届けします。
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もくじ
・今週のテーマ解説
・今週の人気記事トップ10
・会員限定記事から
・編集部からひとこと
今週のテーマ解説 英名門誌「オブザーバー」買収のトータス・メディア、その素顔と戦略とは?
ガーディアン・メディア・グループ(GMG)は、世界最古の日曜紙「オブザーバー」をデジタルメディア企業のトータス・メディア(Tortoise Media)に売却することで基本合意しました。この発表は、233年の歴史を持つ英国ジャーナリズムの重要な転換点となりそうです。
トータス・メディアは「スロージャーナリズム」を掲げて2019年に設立されたデジタルメディアです。速報性を重視する従来のニュースメディアとは一線を画し、じっくりと取材・分析した深いストーリーを届けることを目指してきました。創業者のジェームス・ハーディング氏は、タイムズ紙の史上最年少編集長(2007-2012年)を経て、BBC Newsのディレクター(2013-2018年)を務めました。この経験から、従来型メディアの限界と、新しいジャーナリズムの必要性を強く感じていたと言います。