英名門誌「オブザーバー」買収のトータス・メディア、その素顔と戦略とは? 【Media Innovation Weekly】12/16号

・トータス・メディア、オブザーバーを買収
・スロージャーナリズムで独自の展開を計画
・資金調達やデジタル対応が課題として浮上

特集 ニュースレター
英名門誌「オブザーバー」買収のトータス・メディア、その素顔と戦略とは? 【Media Innovation Weekly】12/16号

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編集部からひとこと


今週のテーマ解説 英名門誌「オブザーバー」買収のトータス・メディア、その素顔と戦略とは?

ガーディアン・メディア・グループ(GMG)は、世界最古の日曜紙「オブザーバー」をデジタルメディア企業のトータス・メディア(Tortoise Media)に売却することで基本合意しました。この発表は、233年の歴史を持つ英国ジャーナリズムの重要な転換点となりそうです。

トータス・メディアは「スロージャーナリズム」を掲げて2019年に設立されたデジタルメディアです。速報性を重視する従来のニュースメディアとは一線を画し、じっくりと取材・分析した深いストーリーを届けることを目指してきました。創業者のジェームス・ハーディング氏は、タイムズ紙の史上最年少編集長(2007-2012年)を経て、BBC Newsのディレクター(2013-2018年)を務めました。この経験から、従来型メディアの限界と、新しいジャーナリズムの必要性を強く感じていたと言います。

独自のビジネスモデルと経営実態


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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